環境用語集

RDF

固形燃料(Refuse Derived Fuel)化の略。廃棄物を破砕・選別して金属などを除去し、厨芥類や紙類・プラスチック類などの有機物を抽出して乾燥粉砕して石灰などを混ぜ、圧縮・成形して固めて燃料化する再資源化技術のこと。

ISO14000シリーズ

ISO(「International Organization for Standardization(国際標準化機構)」)が制定・発効した環境マネジメントに関する国際的な規格の総称。環境マネジメントシステム、環境監査、環境ラベル、環境パフォーマンス評価、ライフサイクルアセスメントなどの規格に大別される。製品そのものではなく、製品提供の過程について統一基準を示すもので、環境保全・改善のための経営方針と行動計画の策定等を盛り込んでいる。

アイドリングストップ

地球温暖化防止や燃料の節約のために、駐・停車時に自動車のエンジンをいったん切ること。

亜鉛(Zn)

水質汚濁物質として「排水基準」が定められている。トタン板や乾電池のほか、各種の合金に用いられている。人体にとって不可欠の金属だが、多量の摂取は、粘膜刺激や嘔吐などの症状を招く。

アオコ

窒素やりん分の多い富栄養化の進んだ湖沼などで増殖する植物プランクトンの一種である藍藻類の俗称。水面が緑色、あるいは青色に変色させる。大量に発生すると腐敗して悪臭を発して上水道への利用が不適当となる。また、アオコが死滅する際には、悪臭を発生するとともに水中の溶存酸素を奪うため、魚介類のへい死をもたらすこともある。

青潮

青潮海岸から沖合にかけて酸素をほとんど含まない青白い水面が広がる現象。東京湾では春から秋にかけて発生することが多い。 大量に発生したプランクトンの死骸が海底に沈み分解する際、酸素を消費して海底に酸欠状態の水塊ができ、陸から沖に向かって吹く風などの気象条件によって、酸素の少ない低層水が沿岸部の表層に沸き上がるときに発生する。低層水に溶け込んでいる硫黄分が水面近くで酸素に触れて粒子状となり青白く見えるといわれている。青潮の発生により、沿岸部に生息するアサリなどの貝類やカレイなどの底生魚類が大量に酸欠死することがある。

赤潮

海域における富栄養化現象のひとつ。海中の微小な生物(主に植物プランクトン)の異常増殖により、海面が変色する現象。赤色に変色することが多いが、プランクトンの種類により黄褐色や緑色などにも変色することがある。 主として夏に多発し、魚介類のえらを詰まらせたり、酸欠などの悪影響を及ぼすこともある。

悪臭

においのうち、不快感を伴うもの。

悪臭物質

悪臭の原因となる物質のこと。「悪臭防止法」では、22物質を特定悪臭物質として定め、規制の対象としている。
  1. アンモニア
  2. メチルメルカプタン
  3. 硫化水素
  4. 硫化メチル
  5. 二硫化メチル
  6. トリメチルアミン
  7. アセトアルデヒド
  8. プロピオンアルデヒド
  9. ノルマルブチルアルデヒド
  10. イソブチルアルデヒド
  11. ノルマルバレルアルデヒド
  12. イソバレルアルデヒド
  13. イソブタノール
  14. 酢酸エチル
  15. メチルイソブチルケトン
  16. トルエン
  17. スチレン
  18. キシレン
  19. プロピオン酸
  20. ノルマル酪酸
  21. ノルマル吉草酸
  22. イソ吉草酸

亜硝酸性窒素

「硝酸性窒素」参照。

アスファルトコンクリート

最終処分場において、道路舗装用のアスファルトと異なり、遮水工として使用するため水密性を高めたもの。

アスベスト(石綿)

建築物の耐火被覆材、保湿材、吸音材及び自動車用ブレーキ材等として幅広く使用されているが、微細な繊維の状態で容易に大気に浮遊する性質がある。これを多く吸入するとアスベスト肺、肺ガン、中皮腫等の健康被害がある。

アセトアルデヒド(CH3CHO)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激のある青くさいにおいをもつ無色の液体。粘膜への刺激作用がある。主な発生源は、コークス製造工場、印刷インキ製造工場など。

圧縮施設

粗大ごみ処理施設において、不燃性粗大ごみを圧縮し、成形する施設。

圧縮成形設備

高速堆肥化処理施設において、コンポストを機械で圧縮して減容し、成形する設備のこと。

圧密

まだ固まっていない堆積物が、上部の堆積物の加重によって圧縮され生じる沈下現象をいう。堆積年代の新しい沖積層や盛り土部分で生じる圧密は、地盤沈下の一因となっている。

後燃焼ストーカ

ごみ焼却施設において、ストーカ式燃焼装置のうち、主に後燃焼を行う部分のこと。

後処理設備

高速堆肥化処理施設において、発酵設備を出たコンポストの品質向上のため、コンポストに混じったきょう雑物を除去するための設備一式。

アメニティー

「愛する」というラテン語を語源とし、場所や建物などの心地良さや快適さを表す英語。「快適な環境」と解釈され、安全性、衛生性、利便性に加え、静けさ、のびのび歩ける空間、身近な水辺や緑、街並みの美しさ、歴史的たたずまいなどの環境の快適性を備えた生活環境として望ましい状態をいう。

アルキル水銀(R-Hg)

水質汚濁物質として「環境基準」が定められている。有機水銀の1つ。中でも、メチル水銀やエチル水銀は、「水俣病」の原因物質といわれている。中毒症状は、中枢神経障害をもたらし、死亡することもある。

暗振動

ある場所において特定の振動を調査対象とする場合、調査対象の振動以外でその場所に存在する振動のこと。

暗騒音

ある場所において特定の騒音を調査対象とする場合、調査対象の騒音以外でその場所に存在する騒音のこと。

安定化

ごみが生物的、物理的、化学的に変化を起こさない状態になること、またはそのような状態にすること。

安定型最終処分場

ごみが埋立地から流出しない構造で、生活環境の保全上支障のないように安定化させたごみだけを埋め立てることができる最終処分場。

アンモニア(NH

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激臭やし尿臭をもつ無色の気体。水に非常に溶けやすい。粘膜への刺激作用があり、窒息性がある。主な発生源は、畜産農業、鶏糞乾燥場など。

いおう酸化物(SOx)

大気汚染物質として、「環境基準」が定められている。 石油など硫黄を含んだ燃料が燃焼し、酸素と結合して生じる大気汚染物質。燃焼過程で発生する大部分は二酸化硫黄(亜硫酸ガス、SO)であり、無水硫黄(三酸化硫黄、SO)が若干混じる。 人の呼吸器に影響を与えたり、植物を枯らしたり、酸性雨をもたらす。

閾値(いきち)

振動や悪臭をだんだんと小さくしていくと、ある量以下になると振動や悪臭を感じなくなる。また、全く感じない状態からだんだんと大きくしていくと、ある量以上になると感じるようになる。この「感じる感じない」の境の値のこと。

生きびん

ビールぴんなど、そのままの形で洗浄後、再使用されるびんのこと。リターナブルびんともいう。

イソ吉草酸((CH3)2CHCH2COOH)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。強い酸臭、チーズ臭をもつ無色の液体。人体の汗や体臭の一成分でもある。食品香料として、ナッツ、チーズ、コーヒーなどのフレーバーに用いられる。

イソバレルアルデヒド((CH3)2CHCH2CHO)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。むせるような甘酸っぱい焦げたにおい。主な発生源は、焼き付け塗装工程を有する事業場など。

イソブタノール((CH3)2CHCH2OH)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激的な発酵したようなにおい。主な発生源は、塗装工程を有する事業場など。

イソブチルアルデヒド((CH3)2CHCHO)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激的な甘酸っぱい焦げたにおい。主な発生源は、焼き付け塗装工程を有する事業場など。

1.1.1-トリクロロエタン(CH3-CCl3)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。クロロホルム臭のある無色透明の揮発性、不燃性の液体で、水に難溶で有機溶剤に可溶。金属・機械部品などの脱脂・洗浄剤、ドライクリーニング用洗浄剤、抽出溶剤、接着用溶剤、金属切削油添加剤として使用される。急性毒性は低いが、クロロホルムと同様な麻酔作用があり、肝臓や腎臓に障害を起こす。

1.1-ジクロロエチレン(CH2=CCl2)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。水に難溶で、無色から淡黄色の透明な重い気体。芳香臭や揮発性があり、酸化されやすく、酸素と接触して過酸化物になる。液が皮膚に付着すると、凍傷を起こす。麻酔作用があり、発ガン性が問題になっている。

1.1.2-トリクロロエタン(CHCl2-CH2Cl)

水に難溶な無色の液体で、揮発性がある。中枢神経の抑制や肝障害を起こす。主な用途は、油脂、ワックス、天然樹脂、アルカロイドの溶剤。

1.3-ジクロロプロペン(CHCl=CH-CH2Cl)

水より重い淡黄色の液体で、揮発性、疎水性がある。主な用途は、土壌薫蒸剤、殺虫剤(施設園芸など)。

1.2-ジクロロエタン(CH2Cl-CH2Cl)

無色透明の油状液体で、揮発性がある。液が皮膚や粘膜に繰り返し付着すると、皮膚障害や結膜炎などを招くおそれがある。主な用途は、合成樹脂原料、フィルム洗浄剤、殺虫剤、医薬品など。

一酸化炭素(CO)

大気汚染物質として、「環境基準」が定められている。 炭素を含む燃料の不完全燃焼によって発生するが、都市における最大の発生源は自動車の排出ガスである。無色、無臭の気体で、有毒である。血液中のヘモグロビンと結合しやすく、ヘモグロビンの酸素の運搬作用を阻害し、呼吸困難、貧血、中枢神経の麻痺を引き起こす。

一酸化窒素(NO)

空気中で酸化されると二酸化窒素に変化する。一酸化窒素自体は活性が弱いが、気道や肺から血液中にはいり、赤血球と反応して、ヘモグロビンをメトヘモグロビンに変化させる。血液毒であり、中枢神経に作用して麻痺を起こす。

一次発酵装置

し尿処理施設において、脱水汚泥または前調整した汚泥を好気性発酵させるための装置。

一般細菌

いわゆる「雑菌」のこと。病原性がないものがほとんどだが、汚染された水では明らかにその数が増える。病原菌の方が、一般細菌と比べて塩素に対する抵抗力が弱いことから、一般細菌を汚染の指標としている。

一般廃棄物

『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』に示される、産業廃棄物以外の廃棄物のこと。日常生活に伴って発生するごみ、し尿・汚泥、その他の汚物または不要物をいい、オフィスから出るOAごみや飲食店からの残飯なども含まれる。

移動床式上向流連続ろ過装置

し尿処理施設において、砂層を移動させながら、浮遊物質を除去させる装置。

移動発生源

大気汚染物質の発生源の1つで、自動車、船舶、航空機などがあげられる。

陰イオン界面活性剤

界面活性剤のうち、電離して陰イオンになる性質のもの。合成洗剤が、主成分とする場合が多い。

インタープリテーション

一般的には、「通訳」あるいは「解釈」の意だが、環境用語としては、自然とのふれあいを通じて自然を大切にする心や感動を分かちあうことができるよう、自然が発するメッセージを分かりやすく人々に伝える自然解説活動をいう。

ウィーン条約

1985年3月、オーストリアのウィーンにおいて採択された条約で、正式には「オゾン層保護のためのウィーン条約」という。国際的に協調してオゾン層やオゾン層破壊物質について研究を進めることや、各国が適切と考える対策を行うこと等を定めている。

受入れ・供給設備

ごみ処理施設において、収集運搬車などで搬入されたごみを「計量機」で計量して受け入れ、「ピット」に貯留し、さらに、「クレーン」でつかみ上げたり、「ホッパ」に投入したり、「コンベア」に載せるなどして中間処理に引き継ぐための一連の設備のこと。

受入口

し尿処理施設の受入・貯留設備の1つ。し尿収集運搬車から、し尿を受け入れるための接続口。

受入室

し尿処理施設の受入・貯留設備の1つ。し尿収集運搬車から、し尿を受け入れる場所。

受入槽(沈砂槽)

し尿処理施設の受入・貯留設備の1つ。し尿に含まれる砂を沈殿させるため、受入口に接続する槽。

受入・貯留設備

し尿処理施設において、し尿を収集運搬車等から受入れて貯留し、砂やきょう雑物等の処理を行う設備。

雨水集排水設備

最終処分場において、埋立地外に降った雨水が埋立地内に流入してごみと接触しないよう、雨水を集排水する設備のこと。排水溝、区画堤など。

埋立作業

最終処分場において、ごみの埋立地への搬入、敷き均し・転圧、覆土を行うまでの一連の作業。埋め立て工法として、セル方式、サンドイッチ方式、セルアンドサンドイッチ方式の3種類がある。

埋立地

最終処分場のうち、ごみを埋め立てる場所のこと。

上乗せ基準

国で定めた全国一律のばい煙の排出基準または排水基準では、その地域の人の健康の保護や生活環境の保全に不十分と認められるとき、大気汚染防止法第4条第1項および水質汚濁防止法第3条第3項に基づき、全国一律の基準に代えて適用するために、都道府県が条例で定めた、より厳しい基準のこと。

エアロゾル

大気中に浮遊している固体や液体の微粒子。具体的には、土壌や海水から生じる粉じん、大気中で光化学反応によって生成する硫酸塩粒子、燃焼によって発生する煙粒子、硫酸ミストなど。

栄養塩類

植物プランクトンや海藻が増殖するために必要な物質。窒素、りん等の塩類の総称である。

エコセメント

ごみ焼却施設において、焼却残渣に石灰石や粘土を混ぜ、焼成して製造するセメント。製造過程に置いて1350℃で焼成するため、焼却残渣中のダイオキシン類は分解される。普通セメントと同じ用途に使用できる普通型エコセメントと、廃棄物に含まれる塩素分を取り込み、早く固まる速硬型エコセメントの2種類がある。

エコツーリズム

地域の環境を損なうことなく、動植物などの自然やそうした自然環境を活用する地域文化とふれあい、学ぶことを主目的とする旅行をいう。

エコビジネス

環境への負荷の軽減に役立つ商品・サービスを提供したり、様々な社会経済活動を環境保全型のものに変革させる上で役立つ技術やシステムなどを提供するビジネスをいう。

エコマーク

環境省の指導のもと、資源を再利用した商品や、環境への負荷を軽減し環境保全に役立つと認められる商品に対して、「環境保全に役立つ商品」「汚染が少ない商品」として、財団法人日本環境協会によって付けられる認定マーク。私たちの手で地球を守ろうという気持ちを表している。

エコミュージアム

自然についての展示・観察や自然解説活動などを行う体験的自然環境学習の中核施設。1971年にフランスから始まった概念で、地域の自然や生活を含む環境全体を現地にそのまま保存し、自然の展示場としながら、地域の発展を目指す施設である。

SS

水中に浮遊していて、直径2mm以下の水に溶けない懸濁性の物質の量をいい、「Suspended Solids(浮遊物質量)」の略。水質汚濁物質と同様に、「環境基準」が定められている。プランクトン、生物体の死骸・破片・糞やそれらの分解物などの有機物や、泥粒などの無機物質からなる。一定量の水をろ紙でこし、乾燥してその重量を測る。数値(mg/L)が大きいほど、その水の濁りが多いことを示す。 なお、孔径1ミクロンのろ過材上に残留する物質を、懸濁物質という。

SPM

「浮遊粒子状物質」参照。

NGO(Non-GovernmentalOrganization)

非政府組織のこと。様々な環境保全活動を行う民間活動団体は、環境NGOと呼ばれる。環境保全のためには、行政による取組だけではなく、このような民間の自主的かつ活発な活動が必要である。

NPO(Non-profitOrganization)

非営利組織のこと。営利を目的とせず、公益のために活動する民間団体の総称。

FRP

繊維強化プラスチックのこと。繊維状の材料で補強した合成樹脂であり、代表的なのはガラス繊維強化不飽和ポリエステル樹脂。

MPN

「大腸菌群数」参照。

LNG

液化天然ガスのことで、メタンガスを液化した燃料をいう。メタンガスは、-162℃で液化し、体積は600分の1になるため、輸送が容易。

塩化水素(HCl)

「大気汚染防止法」で、有害物質として排出基準が定められている。ソーダ工業、塩酸製造、塩化ビニル製造などに用いられる。無色の刺激臭をもつ気体で、水によく溶け、水溶液を塩酸という。また、ガス状塩化水素は、湿った空気中で激しく発煙する。皮膚・粘膜・呼吸器を刺激し、結膜にも炎症を起こす。塩化ビニール樹脂の燃焼の際に多量に発生し、大気を汚染するばかりでなく、焼却炉の著しい劣化を招く原因物質である。

塩化物イオン

「塩素イオン」参照。

塩素(Cl2)

「大気汚染防止法」で、有害物質として排出基準が定められている。常温では緑黄色の気体で、特有の強い刺激臭をもち、水にわずかに溶解する。容易に液化できるボンベまたは特殊タンクに入れて取り扱われ、化学、製薬、金属精錬、製紙、漂白などの工場のほか、上下水道での消毒などに用いられている。

塩素イオン

「塩化物イオン」ともいう。塩分のこと。人間のからだや食品の中にも含まれていて、し尿や工場排水という形で排出される。急激な値の変動により、水質の変化を知る目安となる。

オキシダント(Ox)

「光化学オキシダント」参照。

オゾン

酸素中で放電現象が起きる時や、紫外線の照射や黄燐が空気中で酸化する場合などに発生する。酸化性の強い臭気のある気体で、強い殺菌力を持つが、人体や植物に有害な光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントの主成分であるといわれている。

オゾン酸化処理設備

し尿処理施設の凝集分離設備からの処理水に、オゾン発生装置からのオゾンを注入し、酸化作用を利用して着色成分や溶解性有機物質を分解する装置。

オゾン層

地表から20~25キロメートルの上空の成層圏内の、オゾンが高濃度に存在する層。太陽からの紫外線は、細胞や遺伝子を傷つけ、日焼けや皮膚がん、白内障、皮膚免疫機能低下や、植物に対する成長阻害や葉の色素の形成阻害を誘発するが、オゾン層により、生物に有害なこれらの波長を吸収している。 近年、極地上空にオゾンホールが観測されたことから、オゾン層を保護するため、特定フロンなどの使用を削減する国際的な条約であるウィーン条約が締結されている。

オゾン発生装置

し尿処理施設において、酸素を原料にオゾンを発生させる装置。

オゾン反応槽

し尿処理施設のオゾン酸化処理設備において、処理水とオゾンとを接触させ、酸化反応により、有機物質等を低分子化させる槽。

オゾンホール

上空の成層圏内で、オゾンが極端に薄くなっている場所。大気中に放出されたフロンなどが、成層圏で200~220nmの太陽紫外線を受けて分解し、生成した塩素酸化物(CIOx)がオゾン層と反応してオゾンを減少させているもので、地球の両極である北極や南極に出現している。

汚濁負荷量

河川水を汚濁する物質の総量をいい、汚濁負荷量=水質×水量によって計算され、主としてBOD、COD、SSの1日あたりのトン数で表される。河川などの水域の状況などによっては濃度規制だけでは不十分で総量規制が問題となり、いかに負荷量を削減するかが重要となる。

汚泥

家庭の単独処理浄化槽・合併処理浄化槽や工場排水などの処理後に残る泥状のもの、ならびに、各種製造業の製造工程において生ずる泥状のもの。

汚泥乾燥設備

し尿処理施設において、汚泥を乾燥させるための設備。

汚泥乾燥装置

し尿処理施設において、汚泥を乾燥させるための装置。

汚泥処理設備

し尿処理施設において、し尿処理過程より生じる汚泥を濃縮・脱水の上、乾燥・焼却・堆肥化する設備。

汚泥脱水設備

し尿処理施設において、処理過程より生ずる汚泥を調質し、脱水するための設備。

汚泥脱水装置

し尿処理施設において、調質した汚泥を機械的操作で固液分離し、低含水率の脱水汚泥にするための装置。

汚泥調質装置

し尿処理施設において、汚泥脱水の効率化のため、凝集剤を加えながら汚泥の質を上げるための装置。

汚泥濃縮設備

し尿処理施設において、含水率の高い汚泥を圧密させて分離液と汚泥に分離し、汚泥濃度を高めるための設備。

温室効果ガス

赤外線(熱線)を吸収する作用を持つ気体(石炭などの化石燃料を燃焼させることにより発生する二酸化炭素、メタン、フロン類など)の総称で、大気の温度を上昇させてしまい、「地球温暖化」の原因となる。 京都議定書では、温室効果ガスのうち二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六ふっ化硫黄(SF6)の6種類が削減対象となっている。

温度差エネルギー

海や川の水温は、夏も冬もあまり変化がないため、外気との温度差が生じる。これを「温度差エネルギー」と称し、ヒートポンプや熱交換器を使って、冷暖房など利用できる。 なお、工場から排出される熱も、外気との温度差があるので、「温度差エネルギー」として利用できる。

加圧浮上分離槽

し尿処理施設の凝集分離設備において、凝集槽流出水に気泡を発生させ、浮遊物質を付着させながら浮上させる装置。

外圧型中空糸膜

し尿処理施設における中空糸膜モジュールのうち、ろ過方向が膜の外側から内側に向かうもの。

外因性内分泌攪乱化学物質

「環境ホルモン」参照。

海中公園地区

国立公園または国定公園の区域内の海面のうち、海水の清澄な海域であって、海中景観の優れている区域として指定された地区。

回転炉式燃焼装置

ごみ焼却施設の燃焼設備の1つ。斜めに傾けた円筒形の炉を回転させ、上部から供給したごみが下方へ移動しながら乾燥・燃焼させ、下部から灰を排出する装置のこと。

界面活性剤

水になじみやすい親水基と、油になじみやすい疎水基からなり、物質の界面に集まって、その界面の性質を変化させる物質のこと。

外来魚種

元来その地域に生息していない魚のことをいう。一例として、近年、ブラックバスなどの魚食性の外来魚の放流により、漁業や生態系への影響が深刻化している。

化学的酸素要求量

「COD」参照

化石燃料

石炭、石油、天然ガスなど、地中に埋蔵している燃料の総称。数百万年以上前の植物やプランクトンなどの化石が地中に埋もれ、高熱・高圧などの影響を受けて変質してできたといわれている。化石燃料を燃焼させると、地球温暖化の原因物質である二酸化炭素を発生させる。

拡散

大気中では、煙突から排出された大気汚染物質や、臭突から排出された悪臭物質が、風下方向に流れながら希釈されていく現象をいう。 河川・湖沼・海洋では、水質汚濁物質が広がっていく現象をいう。

拡大生産者責任(EPR)

生産者の責任を、製品の製造・流通だけでなく、製品が廃棄されて処理やリサイクルされる段階まで拡大する考え方をいう。これによって環境への負荷が低い製品の開発が進み、より効率的な処理やリサイクルが進められるものと考えられている。

加重等価平均感覚騒音レベル(WECPNL)

WeightedEquivalentContinuousPerceivedNoiseLevelの略。航空機騒音評価のために考案されたもので航空機騒音の特異性、継続時間の効果、昼夜の別等も加味した騒音のうるささの単位である。
WECPNL
WECPNL騒音例
備考
95
電車が通る時のガード下 (100デシベル) 左の騒音例の音が昼間1日160回あった場合
85
大声による独唱 (90デシベル) 左の騒音例の音が昼間1日160回あった場合
75
地下鉄の電車内 (80デシベル) 左の騒音例の音が昼間1日160回あった場合
70
騒々しい街頭 (75デシベル) 左の騒音例の音が昼間1日160回あった場合
65
電話のベル (70デシベル) 左の騒音例の音が昼間1日160回あった場合
55
普通の会話 (60デシベル) 左の騒音例の音が昼間1日160回あった場合
 

ガス化溶融

ごみを低酸素条件下で熱を加えて分解し、これにより生成される可燃性ガスを用い、固形状残渣をスラグ化する技術。

化石燃料

地質時代の生物の遺骸が堆積し、長い年月をかけて変成されてできた、石炭・石油・天然ガスなどの燃料の総称。

活性炭吸着装置

し尿処理施設において、活性炭にCODや色度成分を吸着し、除去させる装置。

活性炭処理設備

し尿処理施設において、活性炭吸着装置を用いて、流入水中の着色成分、臭気成分、有機物質等を物理的に除去する設備。

合併処理浄化槽

し尿と生活雑排水をまとめて処理するし尿浄化槽のこと。マンション、アパートなどに設置されるものや農業・林業・漁業集落排水処理施設などの大型のものと、家庭などに設置される小型のものがある。微生物の働きで腐敗や酸化分解させ、衛生的に無害な水に変化させる。 従来の単独処理浄化槽に比べて、河川など公共水域の汚濁を軽減する効果があるが、平成13年4月1日の改正浄化槽法の施行により、原則、合併処理浄化槽の設置が義務づけられた。

家庭系ごみ

一般家庭の日常生活に伴って排出されるごみ。

家電リサイクル法

「特定家庭用機器再商品化法」の略で、特定家庭用機器(テレビや冷蔵庫などの家電製品)の小売業者及び製造業者等による収集、運搬、再商品化等を促進し、廃棄物の減量及び再生資源の十分な利用等を通じて、廃棄物の適正処理と資源の有効利用を図るために、平成10年6月に制定され、平成13年から施行された法律のこと。

稼働率

ごみ処理施設において、前もって計画された稼働日数に対する実際の稼働日数の比率のこと。

カドミウム(Cd)

「大気汚染防止法」では有害物質として排出基準が定められ、水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている重金属の1つ。従来は、亜鉛精錬所、メッキ工場や電気機器工場などの周辺でみられた。大量に長期間にわたって体内に入ると慢性中毒となり、腎臓障害や、カルシウム不足から骨軟症を起こす。「イタイイタイ病」の原因物質といわれている。

可燃ごみ

紙・生ごみ(厨芥)など、焼却に適するごみ。

過マンガン酸カリウム消費量

水中における有機物の量のこと。水が土壌の中に浸透していくにつれて、また、河川を流れるにつれて、動植物の死骸や排泄物などが、微生物の働きによって分解されて浄化される。しかし、汚染がひどくなると、自然の浄化能力を超えてしまうことになる。したがって、有機物の量が、汚染の程度を知る目安となる。

カレット

使用済みのガラスびんを細かく砕き、ガラス原料として使用されるもの。原料としての純度を高めるためには、排出段階での色分けや異物除去が重要。

感覚公害

人の感覚に、主として不快感を与える騒音・振動・悪臭等の公害のことをいいます。

環境影響評価(環境アセスメント)

工作物の新設や土地の形状の変更など、開発行為や事業の実施が環境に及ぼす影響のうち、公害防止や自然環境保全に係るものについて、影響の程度と範囲を事前に調査・予測・評価し、その結果や防止策を公表すること。場合によっては、代替案の比較検討や再評価を行う。 国では、道路・港湾・公有水面の埋立などの公共事業の実施について、環境影響評価を行うことを定めている。都道府県もこれに準じている。

環境汚染物質排出・移動登録制度環境

汚染のおそれのある化学物質について、環境中への排出量又は廃棄物としての移動量を登録し、公表する仕組みのこと。行政・事業者・市民が情報を共有しながら、化学物質のリスク管理に役立てようとする環境保全のための新しい手法。PRTRともいう。 平成11年7月13日に公布された「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」によって定められた。

環境カウンセラー制度

環境保全活動を行う市民・団体などの要請に応じて助言や相談を行えるよう、環境庁が定めた要件を満たした人材を登録・公表する制度。

環境家計簿

毎日の生活において,環境に負荷を与える行動や環境に良い影響を与える行動を記録し、必要に応じて点数化したり、収支決算のように週単位・月単位で集計・評価する。

環境活動評価プログラム

平成8年度から環境省が実施しているもので、環境マネジメントシステムの構築までは必要としない事業者などを対象とした環境保全の取組を支援するため、事業活動が環境に与える負荷の把握方法や事業者の環境活動のチェック方法、環境保全行動計画の策定・公表などについてプログラム化したもの。

環境監査

環境管理システムのうち、自主的な環境管理に関する計画等の実行状況を点検し、その結果を関係者に報告する作業。

環境管理システム

企業等の事業組織が、法令等の規制基準を遵守するばかりでなく、自主的・積極的に環境保全のために取る行動のこと。 そのために、 1.環境保全に関する経営方針・目標・計画等を定めること 2.それらを実行・記録すること 3.その実行状況を点検・評価して方針等を見直すこと が、一連の手続きである。

環境基準

環境基本法第16条に示された、「大気汚染、水質汚濁、土壌汚染及び騒音に係る環境上の条件について、それぞれ人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」のこと。環境基準は、大気汚染物質・水質汚濁物質・土壌汚染物質・騒音レベルの行政上の目標値であり、直接に工場などを規制するための規制基準とは異なる。

環境基本計画

環境基本法第15条に基づき政府が定めるもので、環境の保全に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な計画。環境の保全に関する総合的かつ長期的な施策の大綱などを定めている。

環境基本法

1993年(平成5年)に制定、施行された環境に関する分野について国の政策の基本的な方向を示した法律。 具体的には、基本理念を定め、国・地方公共団体・事業者・国民の責務を明らかにするとともに、環境の保全に関する施策の基本となる事項を定めている。

環境への負荷

人の活動により、環境に加えられる影響であって、環境の保全上の支障の原因となるおそれのあるもののこと。廃棄物、水質汚濁物質や大気汚染物質などの排出、騒音・振動の発生、森林の伐採や土地開発による土地の改変などがある。

環境ホルモン(外因性内分泌攪乱化学物質)

ホルモンの類似作用やホルモンの働きの阻害作用をもち、人や生物の生殖と発育という基本的な生存条件に影響を与える可能性が懸念されている化学物質。食器等に使われるポリカーボネート樹脂の原料であるビスフェノールA、プラスチックの可塑剤として用いられるフタル酸エステル類、その他PCB、ダイオキシン類、有機塩素系殺虫剤など100種類以上の物質が疑われている。

環境マネジメントシステム

ISO14000シリーズのひとつ。生産、流通、廃棄などの一連の事業活動における環境保全対策を体系的に(1)計画立案し、(2)実行し、(3)チェックし、さらに、(4)改良することを繰り返しながら取組を推進していくシステムとして、平成8年9月に制定された。

環境モニタリング

大気、水質、騒音、地盤沈下等の状況や植生・生物等の状況といった環境の監視・調査をすること。

環境リスク

人の活動によって加えられる環境への負荷が、人の健康に悪影響を与えたり、環境中の生物に有害な影響を与える危険性の程度をいう。環境リスクを評価するための手法は、リスクアセスメントと呼ばれている。 このうち、化学物質に係るリスクアセスメントは、曝露される量・期間と健康影響の関係を定量的に把握し、現状または将来の曝露の状況(曝露量、曝露経路、期間、曝露される人の数と種別など)を調査することにより、現状または将来の状況における化学物質の健康影響について定量的な評価を行うことである。 この結果に基づく対策等をリスクマネジメントと呼び、許容しえないリスクは削除されるとともに、技術・社会・経済面での調整を行った上でリスクを最小限にすることが図られる。

管状型モジュール

し尿処理施設での固液分離の際、管状のチューブの片側に供給液を流し、反対側に透過させる方法。

感染性廃棄物

医療関係機関等から発生し、人が感染し、または感染する恐れのある病原体が含まれ、もしくは付着している廃棄物、またはこれらの恐れのある廃棄物をいう。感染性廃棄物には、感染性一般廃棄物と感染性産業廃棄物がある。法の区分では、特別管理廃棄物に含まれる。

乾燥ストーカ

ごみ焼却施設において、ストーカ式燃焼装置のうち、ごみの乾燥を行う部分。

観測井

地下水の水位や、地盤沈下が地下のどの地層で生じているかを調べるための施設。j通常、二重管構造の井戸を設置し、内管の抜け上がり量によって、沈下量やを測定する。

官能試験法

人間の嗅覚により、臭気全体の強さを評価する方法。臭気濃度を測定する三点比較式臭袋法が代表的。特定悪臭物質を測定する機器分析法を補完する方法として、利用されている。

乾ベース

排出されたごみの水分を除いた状態。

管理型最終処分場

最終処分場において、ごみの埋め立てに伴い発生する浸出水を浸出水処理施設において適正水質になるまで処理することにより、公共水域や地下水に影響を与えることのない最終処分場。

管理施設

最終処分場を適切に管理するための施設の総称で、搬入管理設備、モニタリング設備、管理棟、管理道路などがある。

管理道路

最終処分場内の各施設を管理するための道路のこと。

機械式集じん器

ごみ焼却施設の燃焼設備の1つ。排出ガスから機械的にばいじんを分離・捕集する機器のこと。

機械化バッチ燃焼式

ごみ焼却施設において、バッチ燃焼式焼却施設のうち、火床の攪拌や灰の搬出等を機械化したもの。

帰化植物

本来、日本には生育してなかった植物で、人によって持ち込まれ、野生の状態で生育するようになったものをいう。大昔にイネと共に南方

気候変動枠組み条約

正式名称は「気候変動に関する国際連合枠組条約」といい、大気中の温室効果ガスの濃度を安定させることにより、地球温暖化を防止することを究極の目的とした条約。 1992年5月9日に採択され、1994年3月に発効した。 その後、1997年12月に、京都で第3回締結国会議(COP3)が開催され、京都議定書として、温室効果ガスの排出削減目標が定められた。

希少猛禽類

存続基盤の脆弱なイヌワシなどの猛禽類をいう。現在のところ絶滅危惧種に該当しないが、生息条件の変化によって、容易にこれらのランクに移行する要素を有するものもある。

キシレン(C6H4(CH2)2)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。ガソリンのようなにおい。疲労感や造血機能障害をもたらす。主な発生源は、塗装工程はたは印刷工程を有する事業場など。

規制基準

排出基準、排水基準、燃料基準などの総称。法律や条例に基づいて、事業者などが遵守しなければならない基準として設定されているもの。 具体的な数値は、工場・事業場などから発生する大気汚染物質・水質汚濁物質・騒音レベル・振動レベル・悪臭(悪臭物質・臭気濃度など)について、人体に影響を及ぼす限界あるいは農作物などに影響を及ぼす限界などを考慮し、法令に定められる。

揮発性有機化合物

テトラクロロエチレンやトリクロロエチレン等の塩素系の化合物のこと。一部の化合物では、発ガン性も確認されています。洗浄剤や溶剤としてすぐれた特性を持つ反面、環境に排出されても安定で、地下水汚染の原因物質となる事例も多く環境基準の健康項目ともなっています。

逆転層

大気中では通常、高度が高くなるにつれて気温が下がるが、寒い冬の夜中など、地表温度が激しく冷え込み、上空に地表よりも気温の高い層ができることがあり、これを逆転層という。逆転層ができると、大気の上昇気流が弱まるため、逆転層の内側の大気の状態を安定させ、地上から出た大気汚染物質が逆転層の内側に閉じこめられ、大気汚染がひどくなる。

給じん装置

ごみ焼却施設の燃焼設備において、ごみホッパの下部から炉内にごみを押し出すための装置のこと。

きょう雑物

物体や液体に含まれる異物のこと。

きょう雑物除去装置

し尿処理施設の受入・貯留設備の1つ。し尿に含まれるきょう雑物を除去するための装置。

凝集系UF膜

し尿処理施設における膜分離高負荷脱窒素処理方式において、凝集汚泥の固液分離用のUF膜のこと。

凝集剤

し尿処理施設において使用する薬品で、汚泥中のSS等を凝集するための働きがある。

凝集スラッジ

し尿処理施設において、生物処理水から、リン、COD、色度などを除去する凝集処理において発生する汚泥のこと。

凝集槽

し尿処理施設において、凝集分離設備の凝集効果を高めるために攪拌をする槽。

凝集分離設備(凝集分離方式)

し尿処理施設において、処理水に凝集剤を加え、浮遊物質や燐化合物を分離除去させる設備。

京都議定書

1997年12月、地球温暖化防止京都会議(気候変動枠組条約第3回締約会議)において採択され、2000年以降の先進各国における温室効果ガスの削減割合や国債制度について定めている。日本では、2008年から2012年の間に、温室効果ガスを1990年レベルで6%削減することが求められている。

漁業集落排水処理施設

漁村に適した汚水処理システムとして、おおむね1000人以下の規模の処理施設であり、いわゆる「漁村下水道」jのこと。法律上の施設区分は「浄化槽」とされている。

近隣騒音

深夜営業騒音や拡声器騒音及びピアノ、クーラー、ペットの鳴き声等の生活に伴う騒音のこと。

空気比

ごみ焼却施設において、燃焼設備の燃焼室に送られる供給空気量と、焼却に要する理論空気量との比率のこと。

グリーン購入・グリーン調達

商品やサービスを購入する際、価格・機能・品質だけでなく、「環境」の視点を重視し、環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで優先的に購入・調達すること。

グリーンコンシューマー(緑の消費者)

省資源・廃棄物削減等の環境を考えて買い物をする人のこと。

クローズド型最終処分場

地中または屋根などで覆われた閉鎖空間でごみを埋め立てる型式の最終処分場。天候に左右されず、景観などに優れ、環境管理が容易などの利点がある。

クローズドシステム

排水や廃棄物等を工場外に出さずに、循環再利用するシステムのこと。

クロム(Cr)

水質汚濁物質として「排水基準」が定められている。空気および湿気に対しては極めて安定で、硬い金属である。日用品や装飾品をはじめ、鍍金に利用されている。クロム化合物中、三価クロムは毒性をほとんど無視できるが、クロム酸や重クロム酸といった六価クロムは、毒性が問題になる。クロム酸は、皮膚や粘膜の腐蝕性が強く、体内に吸収されたクロムイオンは、細胞毒として作用する。

クロロホルム

「トリハロメタン」参照。

K値規制

「大気汚染防止法」に定められた、いおう酸化物の排出量を規制する方法。 地域の汚染の程度に合わせて、16段階に分けて定数(K値)を決め、所定の計算式により求められる許容量を超える排出を制限する。施設が集合して設置されている地域ほど、規制を厳しくするため、K値は小さい。

下水道

生活環境の改善や公共用水域の水質保全を図るため、一般家庭や事業所などから排出される汚水や雨水を排除するための管渠・ポンプ場・汚水処理場から構成される施設をいう。 市街地や周辺地域を対象に、市町村単位で整備する「公共下水道」、2つ以上の市町村にまたがり広域的に整備する「流域下水道」、市街地以外を対象に目的に応じ整備する「特定環境保全公共下水道」や「農村下水道」などがある。

限外ろ過

し尿処理施設における分離の方法の1つ。分離膜を用い、機械的圧力により膜を透過させるろ過のうち、分子量が約1000から数十万程度の溶質を処理対象とする。

嫌気性

無酸素状態を必要とすること。

嫌気性消化処理

し尿処理施設において、嫌気性の状態で、し尿中の有機性物質の液化やガス化を促進させ、固形物の分離を容易にさせる処理。

嫌気性消化槽

し尿処理施設において、嫌気性消化処理や固液分離を行わせる装置。

健康項目

水質汚濁物質のうち、人の健康に係る被害を生じるおそれのある物質。環境中の濃度は、人の健康の保護に関する環境基準により水質汚濁物質ごとに定められている。また、工場などからの排水中に含まれる量は、水質汚濁物質ごとに排水基準として排出許容限度が定められている。

原生林

過去において、1度も人間による破壊を受けていない森林のこと。国内には、厳密な意味での原生林はほとんどなく、人間による伐採や重大な災害による改変を受けていない極相状態にある森林を原生林的森林と呼ぶことが多い。

建設資材リサイクル法

「建設工事に係る資材の再生資源化等に関する法律」の略。不法投棄の最大の原因となっている建設・解体廃棄物のリサイクルを促進し、不適正処理を防止するためにつくられた法律(平成12年5月31日公布、平成14年5月30日本格施行)。工事の発注者と受注者の責任や義務を明確にし、解体業者の登録制度を設けている。

元素組成

可燃ごみのごみ質の表わし方の1つ。可燃分の炭素、水素、窒素、酸素、硫素、塩素の各含有量の比率。単位は%。燃焼設備設計の際、排ガス量やその組成の検討材料となる。

懸濁物質

「SS」参照。

建設副産物

建設工事に伴って副次的に生じる、建設発生土壌、コンクリート片や廃アスファルトなどの再生資源や廃棄物。

減容化

ごみの容積を減らすこと。中間処理の段階で、焼却によって焼却残渣に形を変えたり、破砕によって大きさを変えたり、選別によってリサイクル可能な有価物を抜き取るなどの方法がある。

公害

「環境基本法」では、「事業活動その他の人の活動にともなって生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁(水質以外の水の状態や水底の底質が悪化することを含む)、土壌の汚染、騒音、振動、地盤沈下(鉱物の掘採のための土地の掘削によるものを除く)及び悪臭(以上、「典型7公害」)によって人の健康または生活環境にかかわる被害が生ずることをいう」と定義している。

公害防止計画

公害が著しい地域や、今後の人口や産業の急速な集中が予想され公害が著しくなるおそれのある地域について、公害の防止に関する施策を総合的かつ計画的に実施するために策定される計画のこと。

光化学オキシダント

大気汚染物質として、「環境基準」が定められている。大気中の二酸化窒素や炭化水素に太陽の紫外線が当たると複雑な反応を起こして原子状の酸素ができ、これが酸素と反応してオゾンができる。オゾンが炭化水素と反応すると、アルデヒドなど刺激性のある物質を生成する。さらに、一酸化窒素や二酸化窒素も加わって、だんだん複雑な化合物をつくり、PAN(パーオキシアシルナイトレイト)という強酸化性物質をつくる。刺激性を有するこれらの二次汚染物質(オゾン、アルデヒド、PANなど)を総称してオキシダントといい、光化学スモッグの主成分である。

光化学スモッグ

光による化学変化でできたスモッグのこと。主成分は、光化学オキシダント。夏で日ざしが強く、風も弱い日に特に発生しやすく、目がチカチカしたり、呼吸器系皮膚粘膜を刺激してのどが痛くなったり、胸苦しくさせたり、植物の葉の組織を破壊したりする。

降下ばいじん

大気中のばいじん(すすなど)のうち、粒子が比較的大きく、自己の重量により、または雨滴に含まれて地上に落下しやすいもの。デポジットゲージで測定した値を、1か月単位で1kmあたりに換算したトン数で表す。

好気性

酸素を必要とすること。

好気性消化処理

し尿処理施設において、好気性の状態で、し尿中の有機性物質の液化やガス化を促進させ、固形物の分離を容易にさせる処理。

公共下水道

主として市街地における下水を排除したり、処理したりするために地方公共団体が市町村単位で管理する下水道で、終末処理場を有するもの、または流域下水道に接続するものであり、かつ、汚水を排除すべき排水施設の相当部分が暗渠である構造のものをいう。

公共下水道普及率

行政区域人口に対する、公共下水道による処理区域人口の割合のこと。

公共用水域

「水質汚濁防止法」により定められた、河川、湖沼、港湾、沿岸海域その他公共の用に供される水域及びこれに接続する公共溝渠、かんがい用水路その他公共の用に供される下水路、用水路等のこと。ただし、「下水道法」で定めている公共下水道及び流域下水道であって、終末処理場を有しているもの並びにその流域下水道に接続している公共下水道は除かれる。

鉱さい

主に製鉄業の溶鉱工程(高炉、平炉、転炉、電気炉等)において生ずる残さい。高炉スラグには、水砕スラグと徐冷スラグがあり、徐冷スラグは路盤材等に利用されている。

工場・事業場

工場とは、継続的に物の製造又は加工のために使用される事業場のこと。事業場とは、工場以外の事業場(学校・病院・ごみ処理場等)のこと。

高速堆肥化処理施設

ごみの中の厨芥類などの有機物を、微生物により好気性分解し、発酵させ、安定した堆肥をつくる施設。原理的には家庭用のコンポスト容器(生ごみ処理容器)と同じ。

硬度

硬度 水中に溶存するカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの量を、炭酸カルシウムの量に換算して示した値。単位は、mg/L。10~100mg/L程度の水が「おいしい水」であるといわれている。硬度が高すぎると石鹸の泡立ちが悪く、汚れが落ちにくい。また、高濃度の水を飲むと、下痢を起こしたり、胃腸障害を起こす。
種類 硬度
軟水 0~60mg/L
中程度の硬水 60~120mg/L
硬水 120~180mg/L
非常な硬水 180mg/L以上
 

高度処理

し尿処理施設において、通常の二次処理工程(活性汚泥処理等)までで、し尿から除去し切れない成分を物理化学的または生物学的に除去すること。

高負荷脱窒素処理

し尿処理施設において、し尿をプロセス用水だけで希釈し、標準脱窒素処理に比べて高い容積負荷で脱窒素すること。

固液分離装置

し尿処理施設において、返送汚泥濃度を高めるため、汚泥と液体とを固液分離させる装置。

コージェネレーションシステム(Co-generationsystem)

熱電供給システム、あるいは熱供給発電と呼ばれ、1つのエネルギー源から電気ともに、発電と同時に発生する熱など、2つ以上の有効なエネルギーを取り出して利用するシステムのこと。

国際標準化機構(ISO)

物やサービスの流通を促進するため、工業製品や単位等の国際的標準基準を定めるために、118の国や地域が加盟している国際的な非政府機関。ISOの規格に法的強制力はないが、最近では事実上の統一規格となってきている。

国内希少野生動植物種

日本国内において、生息・生育状況が、人為の影響により存続に支障を来す事情が生じていると判断される種で、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で定められた種をいう。法では、生物学的知見に基づき、絶滅のおそれのある野生動植物の種の個体の捕獲や譲り渡し及び生息地等における行為を規制する等の措置が講じられている。

固定床式ろ過装置

し尿処理施設において、砂層を移動させずに浮遊物質等を除去する装置。

固定発生源

大気汚染物質の発生源の1つで、ボイラー、炉などがあげられる。

固定式火格子バッチ燃焼式

ごみ焼却施設において、バッチ燃焼式焼却施設のうち、火床の攪拌や灰の搬出等を機械化していないもの。

コプラナーPCB(Co-PCB)

ポリ塩化ビフェニール(PCB)のうち、ダイオキシン類と類似の生理作用をもつ物質。

ごみ運搬用パイプライン施設

ごみの排出地点とごみ収集センターまでの経路をパイプラインでつなぎ、センター側で空気を吸引することにより、ごみを輸送させる施設のこと。

ごみ質

可燃ごみの種類組成、三成分、発熱量、元素組成、単位容積重量(見かけ比重)等、物理的・化学的性質の総称。

ごみ処理基本計画

ごみ処理を適正に行うため、法令で市町村に策定が義務づけられている計画のこと。

ごみ処理施設

ごみを埋立処分または再利用するために、焼却、破砕、堆肥化等により処理する施設のこと。

ごみ処理経費

ごみ処理に要する費用で、運転管理費(ごみを収集・運搬したり、清掃工場などの処理施設を運営するための費用)、最終処分費(最終的にごみを埋め立てなどするための費用)、施設維持管理費(処理施設などを建設したり、整備するための費用)で構成。

ごみ処理広域化計画

今後のごみ処理の基本的方向性を示すもので、焼却施設からのダイオキシン類の削減対策のために高度な処理機能を有する大規模施設へ集約すること、減量化や資源化を効率的に推進すること及び高度処理に伴う経費の増加などへの対処を目的とする。

ごみ発電

ごみ焼却施設において、可燃ごみの焼却時に発生する熱を利用して発電するサーマルリサイクルシステムのこと。主として工場内の電力、冷暖房給湯、温水プールなどに使用されている。

コミュニティ・プラント

地方自治体が設置する、し尿と生活雑排水を一緒に処理する小規模な施設をいう。下水道等の整備計画のない地域での造成団地等に設置されている。

混合機

し尿処理施設において、脱水汚泥と、水分調整材または返送堆肥を混合し、低含水率の汚泥を前調整するための機械。

コンポスト

生ごみ、落ち葉などさまざまな有機物を原料に、バクテリア等の微生物の働きで生物化学的に発酵、分解して、安定化した堆肥のこと。

コンポスト容器

台所から出る生ごみを堆肥化するための、底が開いている大きな容器。

混和槽

し尿処理施設の凝集分離設備において、処理水と凝集剤とを急速に攪拌・混合する槽。

サーマルリサイクル

ごみ焼却施設において、ごみを燃やした時に発生する熱エネルギーを回収し、発電、給湯、暖房、温水プールなどに利用すること。

最確数

「大腸菌群数」参照。

再資源化

ごみとして排出されたものを、素材や部品として再生利用すること。

最終処分

一般廃棄物および産業廃棄物の中間処理後の残渣(焼却残渣や破砕残渣など)を埋立てるか海洋投棄するなどして、自然環境に還元すること。

最終処分場

最終処分を行うために必要な場所・施設・設備のこと。資源化や再利用されない廃棄物について、生活環境の保全上支障のない方法により、ごみを適切に貯留し、微生物などによる分解機能を利用して、ごみを安定化、無害化することが目的である。 施設・設備の方式により、安定型最終処分場、管理型最終処分場、遮断型最終処分場、クローズド型最終処分場の4種類がある。

最終覆土

最終処分場において、埋立作業完了後、埋め立てたごみの最上層を土砂などで覆土すること。

再生紙

新聞紙や雑誌、オフィスの紙ごみなどを原材料の一部として再生利用し、作られた紙のこと。

再生品

台紙のノートや再生したガラス容器など、リサイクル品のこと。

再生資源

廃棄物のうち、有効な資源として再利用や再生利用できるもの、あるいは、その可能性があるものをいう。「天然資源」と区別した呼び方である。

再生施設

粗大ごみの中から再利用可能なものを選別の上、再利用に供する施設。

再生設備

粗大ごみ処理施設等で選別した有価物について、再利用に供するための設備。

再生利用

廃棄物に手を加えて再生して利用することで、マテリアルリサイクルともいう。

再利用

ピールぴんや一升びんなどのリターナブルぴんなどのように、返却されたぴんを洗浄して利用(再使用)したり、家具類を修理して利用(再生利用)するなど、従来と同じ用途で利用すること。

再使用

不用となったものをそのままの形で再び使用すること。

再曝気槽

し尿処理施設において、し尿に空気を混合し、接触させながらBOD除去などの最終処理をする槽。

酢酸エチル(CH3COOC2H5)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激的なシンナーのようなにおい。主な発生源は、塗装工程または印刷工程を有する事業場など。

雑排水

大小便器およびこれに類似する用途を持つ器具を除く、洗面器・流し類・浴槽から排水される汚水のこと。

里山

人間生活に不可欠な燃料、あるいは農業生産に必要な落葉や腐植のような有機肥料を得るために、自然林の破壊によって人為的に形成され、維持管理されてきた人里周辺の林地のこと。

ザルツマン係数

吸光光度法による大気中の二酸化窒素の測定のとき用いられる用語。ザルツマン試薬において、NO2(二酸化窒素)がNO2-(亜硝酸イオン)に転換される割合をいう。昭和48年5月の環境基準設置の際に、0.5から0.72に変更されたが、昭和53年7月の環境庁の通知により0.84と改められた。なお、ザルツマン試薬と亜硝酸イオンが反応して生成するアゾ色素の吸光度を測定して、二酸化窒素濃度を求める。

産業廃棄物

産業廃棄物 『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』に示される、事業活動に伴って生じる燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃プラスチック、廃プラスチック類、その他政令で定められた19種類の廃棄物のこと。産業廃棄物以外の廃棄物である一般廃棄物と区別される。
区 分 産業廃棄物 の種類 具体例
あ ら ゆ る 事 業 活 動 に 伴 う も の (1)燃え殻 焼却炉の残灰、炉清掃残渣物、その他焼却かす
(2)汚泥 排水処理後や各種製造業生産工程で排出された泥状物、活性汚泥法による余剰汚泥、ビルピット汚泥、カーバイトかす、ペントナイト汚派、洗車場汚泥など
(3)廃油 鉱物性油、動植物性油、潤滑油、絶縁油、洗浄油、切削油、溶剤、タールピッチなど
(4)廃酸 写真定着廃液、廃硫酸、廃塩酸、各種の有機廃酸頬など、全ての酸性廃液
(5)廃アルカリ 写真現像廃液、廃ソーダ液、金属せっけん液など、全てのアルカリ性廃液
(6)廃プラスチック類 合成樹脂くず、合成繊維くず、合成ゴムくず(廃タイヤを含む)など固形状液状の全ての合成高分子系化合物
(7)ゴムくず 天然ゴムくず
金属くず 空き缶類、ハンダかす、鉄鋼、非鉄金属の研磨くず、切削くずなど
(9)ガラスくず・陶磁器くず< ガラスくず(板ガラス、空き瓶)、耐火レンガくず、石膏ボードなど
(10)鉱さい 電炉等溶解炉かす、鋳物廃砂、ボタ、不良石灰、粉炭かすなど
(11)建設廃材 コンクリート破片、レンガの破片その他これらに類する不要物
(12)ばいじん 大気汚染防止法に定めるばい煙発生施設や産業廃棄物の焼却施設において発生するばいじんであって集じん施設によって集められたもの
特 定 の 事 業 活 動 に 伴 う も の (13)紙くず パルプ製造業、製紙業、紙加工品製造業、新聞業、出版業、製本業、印刷物加工業から生ずる紙くず、PCBが塗布されたもの (注)
(14)木くず 建設業に係るもの(工作物の除去により生じたもの)、木材または木製品製造業(家具製品製造業、パルプ製造業、輸入木材卸売業から生ずる木材片、おがくず、パーク類
(15)繊維くず 衣類その他繊維製品製造業以外の繊維工業から生ずる木綿くず、羊毛くず等の天然繊維くず
(16)動植物性残渣 食料品、医拳品、香料製造業から生ずるあめかす、のりかす、醸造かす、発酵かす、魚や獣のあらなど
(17)動物のふん尿 畜産農業から排出される牛・馬・豚・めん羊・山羊・にわとりなどのふん尿
(18)動物の死体 畜産農業から排出される牛・馬・豚・めん羊・山羊・にわとりなどの死体
(19)以上の産業廃棄物を処分するために処理したもので、上記の産業廃棄物に該当しないもの(例えばコンクリート固型化物他)
紙くずのうち、PCBが塗布されたものは、あらゆる事業活動に伴うものが特別管理産業廃棄物となる。
産業廃棄物は、排出事業者の責任において処理しなければならないこととされており、他者に委託して処理する場合には産業廃棄物処理業の許可を受けた業者に委託しなければならない。

酸性雨・酸性雪

工場や自動車からの排出ガスなど、石炭や石油等の化石燃料などの燃焼に伴って大気中に排出された硫黄酸化物や窒素酸化物などの大気汚染物質や硫酸ミスト等のエアロゾルが雨水にとりこまれ、強い酸性を示すようになった雨や雪のこと。通常、pHが5.6以下の雨や雪をいう。土壌の酸性化をもたらし、肥沃度を低下させるため、森林生態系に影響を与えるといわれている。

三成分

可燃ごみのごみ質の表わし方の1つ。性状や燃焼性を把握するために、水分・可燃分・灰分の各比率で表わすこと。単位は%。

三点比較式臭袋法

「臭気濃度」の測定方法であり、悪臭を人の鼻(嗅覚)で測定するいわゆる「官能試験法」の1つ。悪臭を含む空気がはいっている袋を1つと、無臭の空気だけはいっている袋2つの計3つの袋の中から、試験者に悪臭のはいっている袋を当ててもらう方法。6人の試験者により行い、悪臭を次第に薄めながら、不明または不正解になるまで、これを繰り返すことにより、薄めた倍数が臭気の強さを示すことになる。

サンドイッチ方式

最終処分場の埋立方式の1つ。水平に埋め立てたごみの上に覆土するため、埋立層と覆土層が交互になる埋立工法のこと。

残留性有機汚染物質(POPs、PersistentOrganicPollutants)

環境中で分解されにくかったり、生物の体内に濃縮しやすかったり、長距離を移動して、極地などに蓄積しやすかったり、あるいは、人の健康や生態系に対して有害性があるような性質を持つ化学物質をいう。地球規模の汚染が報告されており、ストックホルム条約により国際的な取組が行われている。

シアン(CN)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。水銀、銀、金などのシアン化物を赤熱するとできる無色・有毒の気体。特異な臭気をもち、体内にはいると呼吸困難になり、人が数秒で死ぬほどの猛毒な物質。メッキ工場や鉱山などで使用されている。

COD

「Chemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)」の略。水質汚濁物質と同様に、「環境基準」が定められている。水中の有機物など汚染源となる物質を通常、過マンガン酸カリウムなどの酸化剤で酸化するときに消費される酸素量のこと。単位は、mg/L。数値が高いほど、水中の汚染物質の量も多いことを意味し、海域及び湖沼の水の汚染状況を表わすのに用いられる。

四塩化炭素(CCl4)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。水に難溶な無色透明の液体で、揮発性があり、オゾン層破壊の原因物質の1つ。麻酔作用があり、頭痛、嘔吐、腹痛、下痢、肝臓障害、腎臓障害を起こす。発ガン性の疑いもある。主な用途は、機械器具の洗浄、ドライクリーニングなど。

市街化区域

都市計画法に基づき定められている都市計画区域のうち、既に市街地を形成している区域及び概ね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図る区域のこと。

市街化調整区域

都市計画法に基づき定められている都市計画区域のうち、当面、市街化を抑制する区域のこと。

時間率騒音レベル(L

あるレベル以上の騒音の大きさを示している時間が、全測定時間のx%を占める場合、そのレベルをxパーセント時間率騒音レベル(L)といい、単位はデシベル(dB)で表す。 特に、50パーセント時間率騒音レベルL50を中央値、5パーセント時間率騒音レベルLを90パーセントレンジの上端値、95パーセント時間率騒音レベルL95を90パーセントレンジの下端値という。 環境騒音の評価は、L50(中央値)で行う。

色度

水の色合いを示す。標準液と比較して、色合いを度数で表す。標準液には、塩化白金カリウムや塩化コバルトが用いられ、蒸留水1リットル中に白金1mg、コバルト0.5mgを含む場合の色度を1度として、溶解性物質による類黄色あるいは黄褐色の度合を表す。

事業系ごみ

事業活動に伴って排出されるごみ。産業廃棄物を除いた一般廃棄物をいうのが一般的。

事業者自己回収

製造事業者や販売事業者が自ら、製造販売した製品の容器包装などを回収し、再生資源化すること。

ジクロロメタン(CHCl)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。有機塩素系化合物であり、芳香臭のある無色透明の非引火性・不燃性の、水より重たい液体。湿気により加水分解する。肺から速やかに吸収され、高濃度曝露では、意識障害や呼吸障害を引き起こす。主な用途は、ペイント剥離剤、エアロゾル噴射剤など。

資源回収

ごみとなる前に、資源として回収すること。集団回収と資源ごみ回収とに大別される。

資源ごみ回収

行政が、ごみと同様の方法で資源物を回収すること。

シス-1.2-ジクロロエチレン

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。水に難溶な無色透明の液体で、芳香臭・刺激性・揮発性があり、有機溶剤に自由に混合する。麻酔や催眠作用がある。トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンから還元状態で生成する。主な用途は、溶剤、染料抽出、香料、熱可塑性樹脂、有機合成など。

自然(緑地)環境保全地域

高山性植生、亜高山性植生、優れた天然林等のうち、自然的社会的諸条件からみて、その自然環境を保全することが特に必要な区域として、自然環境保全法または県自然環境保全条例に基づいて指定した地域。

自然記念物

自然環境保全条例に基づいて指定された、植物や地質鉱物等で近隣住民に親しまれているものや由緒あるもののこと。

自然公園

国立公園・国定公園・都道府県立自然公園の総称であり、自然公園法及び都道府県の条例によって指定・管理される。傑出した自然景観、野生のままの動植物相などを含む広大な自然地域を保護するとともに、その利用の増進を図り、国民の野外レクリエーションに資することを目的としている。

湿式酸化処理

し尿処理施設において、し尿を液状のまま、高温・高圧に保ちながら、し尿中の有機物を酸化分解する処理。

湿ベース

ごみが水分を含んだ状態。

指定物質

「大気汚染防止法」で、排出または飛散を早急に抑制すべきものとして定められている4つの大気汚染物質。

自動車排出ガス

自動車の内燃機関から排出されるガスをいう。現在わが国で使用されている大多数の自動車は、石油系燃料を動力源としており、機関の運転などに伴って発生するガスは、一部を除きそのまま大気中に放出されている。排出ガス中には、大気汚染物質(一酸化炭素、炭化水素、鉛化合物、窒素酸化物、粒子状物質)が含まれている。

し尿浄化槽

水洗し尿を沈でん分解あるいは微生物の作用による腐敗や酸化分解などの方法によって処理し、消毒の上、放流する施設をいう。単独処理浄化槽と合併処理浄化槽に大別される。

地盤沈下

鉱物の採掘のための土地の掘削によるものを除き(「鉱山保安法」などにより対処)、地下水の過剰採取による原因が多い。沈下量は、観測井を用いて測定する。 地盤沈下は沈下現象の把握がしにくく、沈下が始まると急速に進む可能性が大きく、いったん沈下すると、ほとんど回復しない。

指標生物

生物は種類によって生活できる環境条件が異なっている。これを利用して特定の生物から環境の変化などを知ることができる。このような生物を指標生物という。例えば河川等の水域中では、あらかじめ汚濁の程度に応じた生物種を選定し、指標生物として生物相を調査することにより、汚濁の程度を知ることができる。

ジブロモクロロメタン

「トリハロメタン」参照。

シマジン(CAT)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。水や有機溶剤に難溶な白色の結晶で、自然環境中では、比較的安定である。主な用途は、トリアジン系除草剤(芝生、果樹園など)。

シミュレーション(模擬実験・計算)

Simulation。大気汚染、水質汚濁、地盤沈下等に関して、模型実験や模擬計算によって現状又は将来の汚染状況を再現予測し、その原因や結果等を定量的に推定する方法。

遮音壁

遮音を目的とする、あるいは遮音効果を有する壁。この場合の壁は、仕切り壁だけでなく、一部の囲いや塀の場合もある。

遮光マット

最終処分場において、遮水シートを紫外線による劣化から保護するためのマット。

遮水工

最終処分場において、浸出水が埋立地外部へ流出するのを防ぐために、埋立地の底面、斜面や貯留構造物底部などに敷設する難透水性の層または壁のこと。

遮水シート

最終処分場において、浸出水が埋立地外部へ流出するのを防止し、また、地下水などが埋立地へ流入するのを防止するため、埋立地の底面、斜面などに設ける不透水性のシートのこと。

遮断型最終処分場

環境に対して有害なごみを埋め立ての対象とし、アスファルトコンクリートなどの仕切設備によりごみを密閉隔離することで、雨水などとの接触を完全に避け、周辺環境の汚染を防止する最終処分場。

臭気強度

「6段階臭気強度表示法」参照。

臭気指数

臭気濃度の自然対数を10倍した値。

臭気濃度

においを無臭空気により、閾値まで希釈した希釈倍数のこと。

重金属

軽金属に対する語。比重4以上の金属(約60種)の総称。一般に体内に蓄積する傾向があり、有害なものが多い。金、銀、銅、鉄、鉛、亜鉛、アンチモン、ニッケル、コバルト、クロム、砒素、バナジウム、水銀、カドミウム、マンガンなどがある。特に、鉛、クロム、砒素、水銀、カドミウム、マンガンのように、最近の公害病の原因となっているものが多く、毒性の強いものについては、水質・土壌の環境基準や排水基準が定められている。

周波数

騒音や振動の1秒間あたりの振幅数のこと。単位はヘルツ(Hz)。

収集・運搬

集積所などに出されているごみや資源物を集めて、中間処理施設等へ運ぶこと。

収集袋

ごみを排出する時に使用する袋。

集水ピット

最終処分場において、浸出水集排水管の流末で、集められた浸出水をポンプなどにより汲み出す設備のこと。

集団回収

町内会、自治会、PTA、子供会などで古紙、缶、ぴん、布類などの有価物を、日時・場所を決めて回収し、資源回収業者に引き取ってもらう活動のこと。

重量濃度規制方式

温度が0℃で圧力が1気圧の状態に換算した乾き排ガス(水分を含まないガス)1m3の中に含まれる重量により規制する方式。ばいじんはg/m3N、有害物質(窒素酸化物は除く)はmg/m3Nで表す。

熟成設備

高速堆肥化処理施設において、発酵設備を出たコンポストの熟成の度合いを上げる設備一式。

種の保存法

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」の略で、平成4年に制定。内外希少野生動植物種を指定し、保護のほか商取引について規制している。

種類組成

ごみ質の表わし方の1つ。 可燃ごみの場合、10区分または6区分の種類に分類する。
10種類区分 6種類区分
紙類 紙・布類
繊維類
厨芥類 厨芥類
木竹類 木・竹・わら類
プラスチック類 合成樹脂類(焼却不適物類)
ゴム・皮革類
金属類 不燃物類
ガラス類
陶器・石類
その他 その他
 

循環型社会

有限な資源やエネルギーを何度も繰り返し利用することにより、環境への負荷をできるだけ小さくする社会構造のこと。

循環型社会形成推進基本法

「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱却し、生産から廃棄に至るまでの物質の効率的な利用やリサイクルを進めることにより、資源の消費が抑制され、環境への負荷が少ない「循環型社会」を形成するため、平成12年6月に制定された。

しゅんせつ(浚渫)

水底の土砂をさらうこと。河川の流路を拡げ、航路の水深を増し、また埋立のため土砂採取などの目的で行う。

准連続燃焼式

連続燃焼式焼却施設のうち、1日あたり16時間稼働など、間欠稼働をする焼却施設のこと。

硝化槽

し尿処理施設において、し尿中のBOD除去や窒素酸化物の硝化を生物学的に行わせる槽。

浄化槽

「し尿浄化槽」を参照。

浄化槽汚泥専用処理

浄化槽汚泥を除渣して固液分離し、汚泥は脱水・乾燥や焼却等により処理し、分離液中の有機物を好気性処理(活性汚泥法)で分解安定化させる処理。

硝化脱窒素槽

し尿処理施設において、し尿中のBODを酸化させたり、窒素を硝化させたり、脱窒素の生物反応をさせる槽。

焼却

ごみを燃焼し、ごみの大部分を酸化ガスに変化させながら、少量の無機質(焼却残渣)に変えること。

焼却残渣

ごみを焼却したあとに残る焼却灰のこと。飛灰を含めることもある。

焼却施設

ごみの焼却処理を行うごみ処理施設のこと。

焼却設備

し尿処理施設において、し渣や乾燥汚泥を焼却する設備。

焼却灰

焼却炉の炉底から排出される燃え殻のこと。

硝酸性窒素

亜硝酸性窒素とともに、水質汚濁物質として「環境基準」が定められている。たんぱく質などの有機物の窒素分は、好気状態では時間とともに亜硝酸性窒素から硝酸性窒素に変化していく。したがって、これらが水中に多量に含まれるということは、生活排水やし尿の汚染があったり、田畑の窒素肥料の影響などが考えられる。硝酸性窒素や亜硝酸性窒素を多く含む水は、特に生後間もない赤ちゃんに対して、メトヘモグロビン血症による呼吸阻害をもたらすことが知られている。

小水力発電

小河川や農業用水路等で行なう発電のうち、1000キロワット程度のものを言う。

消毒設備

し尿処理施設において、処理水に消毒用薬品を加える設備。

場内道路

最終処分場内のごみの運搬車両の通行用道路のこと。

食品リサイクル法

「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」の略。食品の売れ残りや食べ残し、食品の製造過程で大量に発生している食品廃棄物について、発生抑制と減量化により最終的に処分される量を減少させるとともに、飼料や肥料などの原材料として再生利用することを目的として、平成12年6月に制定された。

助燃装置

ごみ焼却施設の燃焼設備において、ごみの発熱量が低い場合に、補助燃料を燃焼させる装置のこと。

新エネルギー

一般に、石油に変わる環境への負荷の少ない新しい形態のエネルギーのことをいう。太陽光や風力及び雪等の「再生可能(自然)エネルギー」、廃棄物発電等の「リサイクル型エネルギー」、天然ガスコージェネレーションやクリーンエネルギー自動車などの環境への負荷を抑えながら従来型資源の有効活用を図る「従来型エネルギーの新利用形態」の3つに大別される。

浸出水

最終処分場において、埋立地内に浸透し、埋立ごみと接触して汚れた雨水などのこと。

浸出水集排水管

最終処分場において、埋立地内の浸出水を集排水し、浸出水処理施設へ送水する設備のこと。

浸出水処理施設

最終処分場において、浸出水を適正水質にまで処理する施設のこと。

親水性

水に触れたり、接したりして水に親しむこと。最近では、単に「水に親しむ」ことだけでなく、公園を整備したり、魚類や昆虫などとの共存を目指した取組も含まれる。

振動

地盤の揺れを直接からだに感じたり、あるいは、揺れに合わせて周囲の物がガタガタ鳴ることによる間接的な不快感をもたらす現象のこと。

振動レベル

振動加速度(振動速度の時間的変化)の測定値について、振動周波数ごとの鉛直振動の感覚補正をした値のこと。単位は、デシベル(dB)。通常、振動感覚補正回路をもつ公害用振動計により測定した値で、計量法の改正により「振動加速度レベル」と定義されたが、振動行政上従来どおり「振動レベル」と呼んでいる。
振動加速度レベル 気象庁震度階級
55dB以下 0(0.8Gal以下)
55~65dB 1(0.8~2.5Gal)
65~75dB 2(2.5~8.0Gal)
75~85dB 3(8.0~25Gal)
85~95dB 4(25~80Gal)
95~105dB 5弱・5強( 80~250Gal)
105~110dB 6弱・6強(250~400Gal)
110dB以上 7(400Gal以上)
 

深夜電力機器

昼間と比較して割安料金の深夜電力を利用する機器で,電気温水器、蓄熱暖房器、蓄氷冷房=エコアイスなどがある。

水域類型

水質汚濁に係る環境基準のうち、BOD、COD、窒素、りんなどの生活環境の保全に関する環境基準については、河川、湖沼、海域別に利水目的に応じた類型を設けている。各公共用水域に水域類型のあてはめを行うことにより、当該水域の環境基準が具体的に示されることになる。

水銀(Hg)

水質汚濁物質として「環境基準」が定められている。常温で唯一の液体の金属。湿った空気中で酸化物になりやすく、有毒。神経系をおかす。

水質汚濁物質

「水質汚濁防止法」により、次の各物質が水質汚濁物質として定められている。
1. 人の健康に係る被害を生ずるおそれがある物質(健康項目)
(1) カドミウム及びその化合物
(2) シアン化合物
(3) 有機燐化合物(ジエチルパラニトロフエニルチオホスフエイト(別名パラチオン)、ジメチルパラニトロフエニルチオホスフエイト(別名メチルパラチオン)、ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフエイト(別名メチルジメトン)及びエチルパラニトロフエニルチオノベンゼンホスホネイト(別名EPN)に限る。)
(4) 鉛及びその化合物
(5) 六価クロム化合物
(6) 砒素及びその化合物
(7) 水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物
(8) ポロクロリネイテッドビフエニル(別名PCB)
(9) トリクロロエチレン
(10) テトラクロロエチレン
(11) ジクロロメタン
(12) 四塩化炭素
(13) 1・2-ジクロロエタン
(14) 1・1-ジクロロエチレン
(15) シス-1・2-ジクロロエチレン
(16) 1・1・1-トリクロロエタン
(17) 1・1・2-トリクロロエタン
(18) 1・3-ジクロロプロペン
(19) テトラメチルチウラムジスルフイド(別名チウラム)
(20) 2-クロロ-4・6-ビス(エチルアミノ)-s-トリアジン(別名シマジン)
(21) S-4-クロロベンジル=N・N-ジエチルチオカルバマート (別名チオベンカルブ)
(22) ベンゼン
(23) セレン及びその化合物
(24) 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
(25) ふっ素
(26) ほう素
2. 生活環境に係る被害を生ずるおそれがある物質(生活環境項目)
(1) 水素イオン濃度(pH)
(2) 生物化学的酸素要求量(BOD)及び化学的酸素要求量(COD)
(3) 浮遊物質量(SS)
(4) 溶存酸素量(DO)
(5) ノルマルヘキサン(n-ヘキサン)抽出物質含有量
(6) フェノール類含有量
(7) 銅含有量
(8) 亜鉛含有量
(9) 溶解性鉄含有量
(10) 溶解性マンガン含有量
(11) クロム含有量
(12) 弗素含有量
(13) 大腸菌群数
(14) 窒素または燐の含有量(湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある場合として総理府令で定める場合におけるものに限る。)
なお、水道水については、水道法に基づいた水質基準が定められている。

水準測量

水準儀及び水準標尺を用いて、水準点間の高低差を精密に求め、水準点の変動を調査することにより、地盤沈下の状況が把握できる作業。

水準点

土地の標高を表す標石。地盤変動状況などを調べるための基準として用いられる。日本では、全国の国道や主要な道路沿いに2kmごとに設置されている。

水生生物

水の中で生息している生き物のこと。生息場所、移動の大小などにより、底生生物(底泥の中で生活するもの)、遊泳生物(遊泳して生活するもの)、浮遊生物(プランクトン、水に浮いて生活するもの)などに分類されます。底生生物のうち、動物を特に底生動物といい、移動性が小さいことから、特定の河川や海域の水質環境を生物学的に評価する際の指標の一つとして使われている。

水素イオン濃度

「pH(ペーハー)」参照

水素供与体供給装置

し尿処理施設において、脱窒素工程で必要な水素供与体(メタノール等)を供与する装置。

水道水

「水道法」に基づき、下記46項目について水質基準が定められている。 なお、環境基準や「水質汚濁防止法」に基づいた規制基準(排水基準)は、排水中の水質汚濁物質の許容限度を定めている。
(1) 一般細菌
(2) 大腸菌群
(3) カドミウム
(4) 水銀
(5) セレン
(6)
(7) ヒ素
(8) 六価クロム
(9) シアン
(10) 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
(11) フッ素
(12) 四塩化炭素
(13) 1・2-ジクロロエタン
(14) 1・1-ジクロロエチレン
(15) ジクロロメタン
(16) シス-1・2-ジクロロエチレン
(17) テトラクロロエチレン
(18) 1・1・2-トリクロロエタン
(19) トリクロロエチレン
(20) ベンゼン
(21) クロロホルム(「トリハロメタン」参照)
(22) ジブロモクロロメタン(「トリハロメタン」参照)
(23) ブロモジクロロメタン(「トリハロメタン」参照)
(24) ブロモホルム(「トリハロメタン」参照)
(25) 総トリハロメタン(クロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン及びブロモホルムのそれぞれの濃度の総和)
(26) 1・3-ジクロロプロペン
(27) シマジン
(28) チウラム
(29) チオベンカルブ
(30) 亜鉛
(31)
(32)
(33) ナトリウム
(34) マンガン
(35) 塩素イオン
(36) カルシウム、マグネシウム等(硬度)
(37) 蒸発残留物
(38) 陰イオン界面活性剤
(39) 1・1・1-トリクロロエタン
(40) フェノール類
(41) 有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)
(42) pH値
(43)
(44) 臭気
(45) 色度
(46) 濁度
 

水源かん養機能

森林が有している機能であり、樹木、落葉及び森林土壌の働きにより、降水を効果的に地中に浸透させ、長期にわたり貯留・流下することにより、洪水調整、渇水緩和等の河川流量の平準化を図る機能のこと。また、農林業のうち、特に水田が有する保水・防災機能のこと。水田は、広い面積に長時間水を貯めることによって効率よく水を土中に浸透させるため、かん養された地下水は浄化され、長い時間をかけて河川に還元され、河川流量の安定化に役立つ。

水溶性天然ガス

原油又は石炭鉱床がない地質環境で地層水中に熔解しているガスをいいます。一方、地層中のガスのことを構造性天然ガスといいます。

スチレン(C6H5CH=CH2)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。都市ガスのにおいに似ている気体。水には微量に溶け、アルコールに溶けやすい。主な発生源は、FRP製造工場、廃プラスチック再生工場など。

ストーカ式燃焼装置

ごみ焼却施設の燃焼設備において、ごみをストーカ上で乾燥・燃焼・後燃焼させて灰にする装置。火格子と、ストーカを揺すり続けるための駆動伝達機器で構成される。

ストックホルム条約

残留性有機化学物質について、製造・使用の禁止、排出の削減などにより地球環境汚染の防止を目指すもので、2001年5月22日ストックホルムで条約が採択された。当面、PCBやダイオキシン類等12種類の化学物質を対象とする。

ストックヤード

自治体が収集したごみや、集団回収などで回収された有価物を、一時的に保管しておくための場所。

砂ろ過設備

し尿処理施設において、ろ過砂を用いて、流入水の浮遊物質等を除去する設備。

スモッグ

smoke(煙)とfog(霧)から合成された言葉。大気が汚染された状態の総称で、視程障害を起こす。

スラグ

溶融される物質中の無機質が、溶融後にガラス状になったもの。

3R

ごみを減らすためのキーワード(Rで始まる3つの言葉)のこと。 ・Reduce(リデュース:発生抑制) ・Reuse(リユース:再使用) ・Recycle(リサイクル:再生利用)

生活環境項目

水質汚濁物質のうち、人の生活に密接な関係のある財産、動植物およびその生育環境に関連のある物質。環境基準や排水基準は、河川・湖沼・海域別に、水道・水産・工業用水・農業用水・水浴などの利用目的に応じた類型によって、水質汚濁物質ごとに定められている。

生活雑排水

日常生活で使った水のうち、家庭などの厨房、浴室その他の施設(し尿浄化槽を除く)から排出される雑排水のこと。

生活排水

し尿と日常生活に伴って排出される台所、洗濯、風呂などの排水のこと。

生態系

生物圏を構成する森林、農耕地、草原、湖や海洋のように、互いに他と区別できるまとまりをいい、特定の地域の植物、動物、微生物のまとまりである生物群集と、それを取り囲む無機的な環境(土壌、水、空気など)を総合して、統一体としてとらえた概念のこと。

生物化学的酸素要求量

「BOD」参照

生物学的脱窒素処理

し尿中の窒素とBODを脱窒素によって同時に除去すること。

生物系UF膜

し尿処理施設における膜分離高負荷脱窒素処理方式において、活性汚泥の固液分離用のUF膜のこと。

生物相

ある一定の地域に存在する生物の全種類のこと。その地域の自然の質を表す指標のひとつで、数量や種類間関係などは含まない。バイオータともいう。

生物の多様性

ある地域にどれほどの種類の生物または生物の構成する系が存在するかを指すもの。生態系、種、遺伝子等のレベルでとらえられている。

ゼオライト

別名は沸石。安価であり、無機物であるため、し尿処理施設で、イオン交換剤や吸着剤としてよく利用される。

世界環境デー・環境月間・環境の日

1972年6月5日から開催された「国連人間環境会議」において、6月5日を「世界環境デー」と定めた。日本では、6月5日を初日とする一週間を「環境週間」とし、6月を「環境月間」として設定した。また、環境基本法において、6月5日を「環境の日」と定めている。

セラミック膜

セラミックを素材とする無機膜で、熱や薬品に強く、長持ちする。し尿処理施設の固液分離用に使用される。

セルアンドサンドイッチ方式

最終処分場において、ごみの埋め立ての際、一日ごとにセルを作り(即日覆土)、一定量のセルの上に中間覆土を行う埋立工法のこと。

セル方式

最終処分場において、埋め立てたごみに一日ごとに覆土し、一塊(セル状)に仕上げる埋立工法のこと。

セレン(Se)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。生体微量必須元素で、体内で生成する有害な過酸化物の代謝に関与する。欠乏すると、心筋障害を生じる一方で、高濃度では、毒性が砒素に似ているといわれている。主な用途は、塗料の含量、染料、ガラス製品、整流器、半導体工業光電池、ゴムの混和剤、殺虫剤スプレーなど。

ゼロエミッション

国連大学が提唱した考え方で、産業の製造工程から出る廃棄物を別の産業の原料として再生利用し、地球全体として「廃棄物ゼロ」の生産システムの構築を目指す考え方。

選別設備

粗大ごみ処理施設においては、破砕・圧縮設備により破砕されたごみを、可燃物、不燃物、有価物等の種類別に選別をする設備のこと。 高速堆肥化処理施設においては、コンポストの適・不適物を分けるための設備をいい、前処理設備においては、堆肥化物を非堆肥化物を、後処理設備においては、コンポストときょう雑物とにそれぞれ分ける設備のこと。

全連続燃焼式

ごみ焼却施設において、連続燃焼式焼却施設のうち、1日あたり24時間連続稼働する焼却施設のこと。

騒音

耳に聞こえる音の大きさが、不快感を感じる現象。

騒音レベル

計量法第71条の条件に合格した騒音計で測定して得られる値であり、騒音の測定値について、騒音周波数ごとの補正回路A特性で聴感補正をした値のこと。単位は、デシベル(dB)。 時間率騒音レベルと等価騒音レベルの2とおりの表わし方が一般的。 計量法の改正により、騒音の規制基準等はすべて「音圧レベル」と定義されたが、騒音を取り扱うときは従来どおり「騒音レベル(またはA特性音圧レベル)」と呼んでいる。
騒音レベル 代表的な事象
120dB 飛行機のジェットエンジンの近く
110dB 自動車の警笛(前方2m)、リベット打ち作業音
100dB 電車が通るときのガード下
90dB 大声による独唱、騒々しい工場の中、カラオケ
80dB 地下鉄の車内、ピアノ
70dB 電話のベル、騒々しい事務所の中、騒々しい街頭
60dB 静かな乗用車、普通の会話
50dB 静かな事務所
40dB 市内の深夜、図書館、静かな住宅地の昼
30dB 郊外の深夜、ささやき声
20dB 置時計の秒針の音(前方1m)、木の葉のふれあう音
 

総水銀(Total-Hg)

水銀による汚染状況を示す測定値の名称。土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。検体に含まれる水銀または水銀化合物(メチル水銀など)の形態を問わず、全てを含めて金属水銀の量に換算した値のこと。

総量規制

ある地域内で排出される大気汚染物質や水質汚濁物質について、一定の地域全体の排出総量で規制する方法。工場などに対し、大気については硫黄酸化物・窒素酸化物、水質については化学的酸素要求量の許容排出量を配分する。

粗大ごみ

家具、たたみ、家庭電化製品等の大型ごみをいい、主に可燃性材料からなる可燃性粗大ごみと、主に不燃性材料からなる不燃性粗大ごみがある。

粗大ごみ処理施設

可燃性粗大ごみ破砕施設、不燃性粗大ごみ圧縮施設、粗大ごみ併用施設、粗大ごみ再生施設の総称。

ダイオキシン類

大気汚染物質、水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。ごみの不完全燃焼が原因と考えられており、廃棄物等の焼却の過程で非意図的に生成される化学物質。農薬の製造過程でも、非意図的に生成されることがある。 75種のポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDDs)と、135種のポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)の計210種の有機塩素化合物の総称である。また、ダイオキシン類対策特別措置法(平成11.7.16公布)で定義している「ダイオキシン類」は、これらポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)以外に、ポリ塩化ビフェニール(PCB)のうちダイオキシン類と類似の生理作用をもつコプラナーPCB(Co-PCB)も含まれる。 分解しにくい性質を持つことから、環境中に微量であるが広く存在し、生物の体内に蓄積しやすく、発がん性、催奇形性、免疫機能の低下などの毒性が確認されているほか、環境ホルモンの疑いのある物質として、動物の体内のホルモン作用を阻害し、生殖障害や免疫機能の低下を引き起こすといわれている。また、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)は、最も毒性が強いとされ、肝細胞がんなどの発がん性が認められている。 塩素の数や結合位置の違いにより多数の異性体が存在するが、その中で毒性の最も強い「2,3,7,8-テトラクロロ-ジベンゾ-パラ-ジオキシン」に換算して、毒性等量(2,3,7,8-TCDD換算値=TEQ)を算出する。

代替フロン

オゾン層を破壊する特定フロンの代替品のこと。 第4回モントリオール議定書締約国会議において、先進国では1996年までに特定フロンを全廃する方針が決まり、フロンガスの代替品とフロンガスの分解技術に関する研究が進められている。 代替フロンには、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボンなどがあるが、これらの物質は温室効果ガスであるため、地球温暖化防止の観点から排出削減の対象となっている。

大気汚染物質

「大気汚染防止法」により、次の各物質が大気汚染物質として定められている。
1. ばい煙
(1) いおう酸化物
(2) ばいじん
(3) 有害物質(カドミウム及びその化合物、塩素及び塩化水素、弗素、弗化水素及び弗化珪素、鉛及びその化合物、窒素酸化物)
2. 粉じん
3. 指定物質
(1) ベンゼン
(2) トリクロロエチレン
(3) テトラクロロエチレン
(4) ダイオキシン類
4. 自動車排出ガス
(1) 一酸化炭素
(2) 炭化水素
(3) 鉛化合物
(4) 窒素酸化物
(5) 粒子状物質
なお、発生源は、固定発生源と移動発生源の2つに大別される。

大腸菌群数

水質汚濁物質として「排水基準」が定められている。大腸菌や、これと極めてよく似た性質をもつ菌の総称。人間または動物の排泄物による水の汚染指標として用いられている細菌である。病原菌と同様に、普通の状態では動物体外では増殖せず、自然水中では速やかに死滅する。しかし、病原菌よりは抵抗力が強く、また、水が高等生物や魚の排泄物で汚された証拠となる。 大腸菌には、温血動物の腸内に生存しているものと、草原や畑などの土中に生存しているものとがあるが、これを分離して測定することが困難なので、一括して大腸菌群数として測定している。 なお、単位に「MPN(Most Probable Numberの略)」を使うことがあるが、これは「最確数」と呼ばれ、検水を希釈し、確率論によって最もありそうな大腸菌群の数を100mg/Lあたりで算出する。

堆肥化

有機物が好気性条件において、バクテリア等の微生物によって分解されて、コンポストを形成すること。

堆肥化設備

し尿処理施設において、脱水汚泥または前調整した汚泥を堆肥化するための設備。

堆肥化物

ごみのうち、堆肥化に適するもの。

堆肥返送設備

高速堆肥化処理施設において、発酵途中の堆肥化物の発酵を促進させるために、前処理設備または発酵設備の入口に堆肥化物を返送する装置。

太陽光発電

屋根の上に設置した太陽電池で電気を発電し、家庭の電化製品を利用するシステム。

太陽熱温水器

装置を屋根などに取り付け、太陽の熱を給湯などに利用するシステム。太陽光発電と違い、発電はしない。

濁度

水の濁りの度合いを表す単位。1リットルの水に、標準物質(カオリンまたはホルマジン)1mgを含ませた時の濁度を1度として、基準とする。純粋な水に濁りはなく、粘土のような水に溶けない細かい物質があると、濁りを生じる。

ダスト

飛灰と、ごみ焼却施設内から集まった粉じんの混合物のこと。

脱臭設備

し尿処理施設から発生する悪臭を除去するための設備。

脱窒素

脱窒素細菌の働きによって、硝酸や亜硝酸を窒素ガスに変えて放出させること。

脱窒促進剤

し尿処理施設において、生物学的脱窒素処理において、脱窒素工程に水素供与体として投入される薬品(メタノール等)のこと。

脱窒素槽

し尿処理施設において、し尿中のBOD及び窒素化合物を生物学的に除去する槽。

脱硫剤

し尿処理施設において、汚泥の消化による発生ガス中の硫化水素を乾式脱硫法で除去する際に用いられる。

脱硫装置

し尿処理施設において、嫌気性消化処理により発生したガス中の硫化物を除去する装置。

脱リン

し尿処理施設において、排水からリンを除去すること。

単位容積重量

可燃ごみのごみ質の表わし方の1つ。ごみの容量1mあたりの重量のこと。「見かけ比重」ともいう。単位はt/m

炭化施設(炭化システム)

ごみを低酸素状態で乾燥させたうえで、約500℃で蒸し焼きにして炭化物(燃料となる炭のようなもの)を生成する施設。生成された炭化物は、炭化施設自体の燃料として活用できる。ごみをエネルギーとして有効に利用することで、運転中は補助燃料を必要としないことや、熱分解ガスを1,000℃以上で燃焼させることでダイオキシン類の発生を抑えることができる。また、金属類などは未酸化状態で回収できるため、容易にリサイクルできる。また、炭化物は変色や腐敗しにくいため、長期保存が可能。

炭化水素(HC)

炭素と水素からなる有機化合物の総称。メタン、エタン、プロパン、アセチレン、ベンゼン、トルエン等があり、有機溶剤や塗料、プラスチック製品等の原料として使用されている。主として塗料・印刷工場、化学工場やガソリンスタンド等の貯蔵タンクからも発生するほか、自動車等の排出ガスにも含まれている。 また、炭化水素を骨格とし、酸素や窒素などを含む有機化合物を総称して炭化水素系物質といい、アルコール、エステル、アルデヒドなどがある。炭酸水素系物質は、光化学スモッグの原因物質となる大気汚染物質のひとつであり、種類によっては有害性や悪臭をもたらす。

短期的評価

大気汚染物質の測定結果の1日平均値または1時間値を環境基準と比較して、達成・非達成の評価をすること。

担体(生物担持固体)

し尿処理施設において用いられる物体で、処理に有用な微生物を内部や表面に保持しながら流動できる媒体のこと。

担体付着型

し尿処理施設において、生物処理の反応装置における微生物を安定に保持する装置のうち、担体を用いる方式のこと。

単独処理浄化槽

し尿浄化槽のうち、し尿のみを処理する施設のこと。建築基準法施行令、建設省(現国土交通省)告示、浄化槽法等の改正により、現在、一定地域を除いて原則として設置できなくなっている。

地域森林計画

民有林を対象に、立木竹の伐採、造林、林道保安施設等について、5年ごとに10年を1期として都道府県知事が作成する森林計画。

地域冷暖房

中央冷暖房機関から、多くの建物に冷熱源を供給する方式の冷暖房をいう。

チウラム

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。水に難溶な白色の結晶で、クロロホルムに可溶性があり、土壌吸着性が高い。咽頭痛、痰、皮膚の発疹、結膜炎、腎障害を起こす。主な用途は、硫黄殺菌剤(芝生、麦など)、ゴムの加硫剤。

チオベンカルブ

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。別名「ベンチオカーブ」。水に難溶な無色から淡黄色の液体で、有機溶剤に可溶性があり、塩素により分解しやすい。慢性毒性試験のデータは明らかにされていない。主な用途は、チオールカーバメート系除草剤(水田など)。

地下水集排水設備

最終処分場において、浸出水とは別に、地下水や湧水を集排水する設備のこと。

地球温暖化

地球を取り巻く大気中の温室効果ガス。特に、近年の人工源の二酸化炭素などの増加により、地球全体がまるで「温室」の中のように気温が上昇する現象。近い将来、気候変動や海面上昇等が起こり、人間をはじめ広く生態系に大きな影響を及ぼすことになるものとして懸念されている。

地球温暖化防止京都会議(COP3)

気候変動に関する国際連合枠組条約第3回締約国会議(COP3)として、平成9年12月に161か国の参加のもと、京都市で開催された国際会議。 この会議では、2000年以降の地球温暖化対策の国際的な取り組みについて議論され、1990年を基準年とし、2008年から2012年の目標期間の締約国全体の対象ガスの排出量を削減することを内容とする『京都議定書』が採択された。我が国については6%の削減目標が定められた。

地球温暖化対策推進法

「地球温暖化対策の推進に関する法律」の略。地球温暖化対策に関し、国、地方公共団体、事業者及び国民の責任を明らかにするとともに、基本方針を定めること等により、地球温暖化対策の推進をはかるため、平成10年10月に制定。

地球温暖化防止行動計画

地球温暖化対策を計画的かつ総合的に推進していくための政府としての方針及び今後取り組むべき対策を明確にしたもの。平成2年10月に閣議決定された。

地球環境問題

地球温暖化対策を計画的かつ総合的に推進していくための政府としての方針及び今後取り組むべき対策を明確にしたもの。平成2年10月に閣議決定された。
地球環境問題
被害、影響が国境を越え、ひいては地球規模にまで広がる環境問題をいう。具体的には、
  1. オゾン層の破壊
  2. 地球の温暖化
  3. 酸性雨
  4. 有害廃棄物の越境移動
  5. 海洋汚染
  6. 野生生物の種の減少
  7. 熱帯雨林の減少
  8. 砂漠化
  9. 発展途上国の公害問題 などをいう。

地区計画制度

都市計画法に基づき、良好な市街地の環境を形成していくために、細街路、小公園等の宅地回りの施設と建築物の形態、敷地等に関する事項を一体的に定めることのできる制度で、開発行為や建築行為等を誘導し、規制する。

地質環境

地質環境は、「地層」・「地下水」・「地下空気」からなっており、地層のうち特に地表面付近の風雨や太陽光線による風化作用を受け、生物活動の場となっている部分が「土壌」といわれている。また、地層、地下水、地下空気の汚染を総称して「地質汚染」という。

窒素酸化物(NOx)

一酸化窒素と二酸化窒素とで大半を占める。石油、ガス、石炭など燃料の燃焼によって発生し、その発生源は工場、ボイラー、自動車エンジン、家庭の暖房施設など、多種多様である。 燃焼の過程では、一酸化窒素として排出されるが、これが徐々に大気中の酸素と結びついて二酸化窒素となる。燃焼状態が良好な時や、効率良く燃焼している時に多く発生する。 窒素酸化物は、人の呼吸器に影響を与えるだけでなく、光化学スモッグの原因物質のひとつとなっている。環境基準は、二酸化窒素について定められている。

着地濃度

煙突から排出される煙は、ある速度・温度の状態で上昇し、拡散しながら風下方向へ運ばれ、やがて地表へ到達する。地表面に到達した大気汚染物質の濃度を着地濃度という。

中間処理

収集されたごみを最終処分(埋立、海洋投棄など)するのに先立って、ごみの焼却・溶融・破砕・固化(コンクリートなどによる有害物質の封じ込め)や汚泥の脱水・中和などの処理を加えて、減量化、減容化、無害化(安定化)、再資源化を図ること。

中間排水材(中間緩衝材)

最終処分場において、二重遮水シートの間に挟んでシートの損傷を軽減する機能と、物理式の漏水検知システムの排水材としての機能を併せ持つ保護マット。

中空糸膜モジュール

し尿処理施設において用いられる方式で、中空繊維状のろ過膜(中空糸膜)を束ね、ろ過装置としたもの。

沖積層

1万年くらい前から現在に至るまでの間に堆積してできた地層。河川の流域や海岸沿いの低地に分布し、粘土やシルトなどで構成されている。

長期的評価

ある地域の大気汚染物質の状況を示すため、年間にわたる測定結果を評価すること。二酸化いおう、一酸化炭素、浮遊粒子状物質については1日平均値の2%除外値を、また、二酸化窒素については1日平均値の年間98%値をそれぞれ環境基準と比較し、達成・非達成を評価する。 なお、人の健康の保護を徹底する趣旨から、1日平均値が環境基準を超えた日が2日以上連続した場合には、非達成と判断する。鳥獣保護区 「鳥獣保護及ビ狩猟ニ関スル法律」に基づき、野生鳥獣の保護・繁殖のために必要があると認めたとき、環境大臣または知事が設定する区域。全ての鳥獣の狩猟や捕獲を禁止し、営巣、給水、給餌の施設を設ける。また、特に鳥獣の保護繁殖を図る必要があると認められるところを特別保護地区に指定し、野生鳥獣の生息に影響を及ぼす行為を規制する。

貯留構造物

最終処分場において、埋立地の埋立ごみを安全に貯留するために設ける構造物のこと。貯留堤、擁壁、護岸など。

貯留設備

高速堆肥化処理施設において、コンポストおよび残渣を一時的に貯留しておく設備のこと。

貯留槽

し尿処理施設において、除渣したし尿等を貯留し、施設の処理量を調整する槽。

貯留・搬出設備

粗大ごみ処理施設や不燃物処理・資源化施設において、中間処理の終わったごみ等を「ストックヤード」のように一時的に貯留し、施設外に搬出するための設備。

沈殿槽

し尿処理施設において、処理中のし尿の流速を小さくし、浮遊物質を沈殿除去させる装置。

通風設備

ごみ焼却施設において、焼却炉へ燃焼用に空気を送ったり、または、焼却炉から排出ガスを煙突へ送り出すための設備一式のこと。

積替保管

廃棄物の排出事業所から中間処理施設または最終処分場に運搬する途中で、その廃棄物を他の運搬車両等に積み替えたり、一時保管しておくこと。

DO

「Dissolved Oxygen(溶存酸素)」の略称。水質汚濁物質と同様に、「環境基準」が定められている。水中に溶けている酸素量のことで、水の自浄作用や水中生物の生息にとって不可欠。溶解量を左右するのは水温、気圧、塩分で、汚れの程度によっても変化する。きれいな水ほど酸素は多く含まれ、汚染度の高い水中では、消費される酸素の量が多いので、溶存酸素量は少なくなる。

低公害車

従来のガソリン車やディーゼル車に比べて、大気汚染物質あるいは地球温暖化物質といわれるCO、NO、NOxなどの排出量が少ないメタノール、天然ガス、水素、電気、ソーラーなどを動力源とする自動車。また、ガソリンエンジン等と電気によるモーターを組み合わせたハイブリッド車などもある。

底質

生物を取りまく外囲物質(媒質)のうち、固体の物質をいう。陸上では岩石や土壌、水界では底泥や岩石底をいうが、環境影響評価(環境アセスメント)の場合には、水界を指すのが一般的。 海洋、湖沼、河川などでは、底質の違いによって異なった種類の生物が生息する。底質が有機物で強度に汚濁されると、底質中に酸素が欠乏し、多くの生物に影響を及ぼす。

低周波音

「低周波空気振動」参照。

低周波空気振動

人間の耳に聞きとりにくい低い周波数(100Hz程度まで)の音(空気の振動)のこと。単位はデシベル(dB)。 ガラス窓や戸・障子などを振動させたり、身体的な影響(耳鳴り・頭痛・動悸など)が生じるといわれている。発生原因としては工場機械・高速道路や鉄道の橋梁・トンネルなどがある。

適正処理困難物

家庭から排出されるごみのうち、市町村が有する技術・設備では適正処理が困難なもの。

デシベル(dB)

騒音や振動の大きさとある標準的な量と対比して、相対的な比較検討を行うのに用いる単位。 騒音レベルでは、耳の感覚に合うように補正した音の大きさを示す単位。ただし、時間率騒音レベルの場合の単位は、「dB(A)」。 振動レベルでは、感覚に合うように補正した鉛直振動加速度の大きさを示す単位。

鉄(Fe)

水質汚濁物質として「排水基準」が定められている。鉄そのものは自然界に広く多量に分布し、血液など体内にもかなり多量に含まれている必須元素の1つである。土壌中に多量に存在するため、地表水(河川水)や地下水にも含まれていることが多く、赤水として洗濯物を着色したり、お茶の味を悪くするなど日常生活への影響がある。

テトラクロロエチレン(CCl2=CCl2)

大気汚染物質として「環境基準」が定められ、「水質汚濁防止法」では有害物質として排水基準が定められている。無色透明でエーテルのような芳香のある重い液体であり、水に不溶で、不燃性。エーテルやエタノールなどの有機溶剤と混和する。ドライクリーニング用洗浄剤、金属の脱脂・洗浄剤、セルロースエステルやエーテルの混合物溶剤、フロンガス、フッ素樹脂の原料として使用される。蒸気の吸入は、めまいや頭痛を起こし、繰り返しの接触により、皮膚が侵される。

デポジット制度

空き缶などの散乱の防止と再生利用のため、あらかじめ飲料水などの販売価格に容器代を上乗せして、消費者が容器を返却した場合にその容器代を返却する制度をいう。

テレメータシステム

遠隔地にある環境濃度等自動測定機で測定したデータを、無線や専用電話回線を使用して中央監視室に送信し、得られたデータを集中管理するシステムをいう。このシステムは、現在、環境監視用と発生源監視用の2種類がある。

電気式(電位式)

最終処分場において、遮水シートの間に電極を設置し、電流を流すことにより漏水箇所を特定する。また、遮水シートの損傷を修復するには、ボーリング掘削をし、止水材を注入する方法などがある。

電気自動車

バッテリー(蓄電池)に蓄えた電気でモーターを回転させて走る自動車。自動車からの排出ガスは一切なく、低公害性が高い。また、走行騒音も大幅に減少する。

電気集じん機

ごみ焼却施設の通風設備の1つ。コロナ放電を利用して排ガス中の粒子に電荷を与え、この帯電粒子をクーロン力によって電離、捕集する装置。集じん装置のうち、最も微細な粒子の捕集ができ、集じん効率も高い。

典型7公害

1967年(昭和42年)制定された公害対策基本法に示された7つの公害(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭)の総称。

天然ガスかん水

天然ガスの溶存している塩分の濃い地下水で、太古の海水が地下深くに閉じこめられたものである。ヨウ素も多く含まれており、ヨードの原料ともなる。

天然ガスコージェネレーション

天然ガスを燃焼し、発電機で電気を作るときに発生する熱も同時に利用して、給湯や暖房に利用するシステムのこと。

天然ガス自動車

都市ガスの原料である天然ガスを燃料として走る自動車。天然ガスはイオウなどの不純物を含まないため、排出ガスがクリーンである。同タイプディーゼル車比で、NOxは70~90%、黒煙は100%改善。

天然記念物

動物(生息地、繁殖地及び飛来地を含む)、植物(自生地を含む)及び地質鉱物(特異な自然現象で生じている土地を含む)で学術上価値の高いもののうち、国や都道府県などが指定したもののこと。

銅(Cu)

水質汚濁物質として「排水基準」が定められている。高濃度の銅粉によって気道刺激が起こり、発汗や歯茎の着色の発生が報告されている。汚染源は、自然界の岩石からの溶出、鉱山排水、工場排水(メッキ工場、金属加工工場、化学工場、非鉄金属製錬所など)、農薬(ボルドーなど)など。

等価騒音レベル(LAeq

騒音のエネルギーの平均値。時間率騒音レベルと比較すると、突発的な騒音や間欠的な騒音を反映できる。

特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)

事業者が事業所からの有害化学物質の環境中への排出量等を行政機関に報告し、公表していく手続き制度や、化学物質の流通において化学物質安全性データシートの添付を義務づける制度を導入することにより、事業者による化学物質の自主管理の改善を促進し、環境汚染の未然防止を図るために平成11年7月に制定された。

特定植物群落

植物群落のうち、分布や希少価値などの点で学術上重要なもの、保護を必要とするものなどを都道府県ごとに選定したもの。

特定フロン

フロンのうち、オゾン層破壊を防止する上で、特に厳しい規制を行うべき物質としてモントリオール議定書やオゾン層保護法(特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律)で定められた5つのフロン(CFC11、CFC12、CFC113、CFC114、CFC115)。これらの物質は、成層圏で分解して塩素原子となり、この塩素原子がオゾン分子を分解させる作用を果たす。この反応は連鎖的に行われるため、オゾン層が破壊される。

特別管理一般廃棄物

爆発性、毒性、感染性その他の人の健康や生活環境に被害を生じる恐れのある一般廃棄物として法で定めたものをいい、PCBの含まれる廃家電製品、一定のごみ焼却施設から生じるばいじん、病院・診療所などから生じる感染性のごみなどがある。

特別管理産業廃棄物

爆発性、毒性、感染性その他の人の健康や生活環境に被害を生じる恐れのある産業廃棄物として法で定めたものをいい、引火性廃油、腐食性の廃酸・廃アルカリ、感染性廃棄物、廃石綿、PCBの含まれる産業廃棄物などがある。

特別天然記念物

天然記念物のうち、世界的または国家的に価値の特に高いもののこと。 トキ、カモシカ、ライチョウ等が指定されている。

都市公園

都市計画で定められた公園、緑地等で、国または地方公共団体が設置するもの。「緑」と「オープンスペース」を同時に確保し、災害発生時の避難場所、スポーツ、レクレーション、文化活動など県民に憩いの場を提供する重要な都市空間であり、公園の設置目的や利用形態に応じて14種類に分類される。

都市・生活型公害

工場等に起因する従来の産業公害に対して、都市化の進展や生活様式の変化などを背景として起きる公害をいう。例えば、自動車の騒音や排出ガスによる大気汚染、生活排水による都市内中小河川等の水質汚濁、近隣騒音など。

土壌汚染物質

事業活動などに伴い、土壌中に有害物質が残留・蓄積し、土壌が有する水質浄化・地下水かん養機能や食料生産機能を阻害する物質のこと。「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律」により、次の各物質が土壌汚染物質として定められている。 (1)カドミウム及びその化合物 (2)銅及びその化合物 (3)砒素及びその化合物 また、「土壌の汚染に係る環境基準について」において、次の各物質の環境基準が定められている。 (1)カドミウム (2)全シアン (3)有機燐 (4)鉛 (5)六価クロム (6)砒素 (7)総水銀 (8)アルキル水銀 (9)PCB (10)銅 (11)ジクロロメタン (12)四塩化炭素 (13)1・2-ジクロロエタン (14)1・1-ジクロロエチレン (15)シス-1・2-ジクロロエチレン (16)1・1・1-トリクロロエタン (17)1・1・2-トリクロロエタン (18)トリクロロエチレン (19)テトラクロロエチレン (20)1・3-ジクロロプロペン (21)チウラム (22)シマジン (23)チオベンカルブ (24)ベンゼン (25)セレン

トリクロロエチレン(CCl2=CHCl)

大気汚染物質として「環境基準」が定められ、「水質汚濁防止法」では有害物質として排水基準が定められている。クロロホルム臭のある無色透明の揮発性、不燃性の液体で水に難溶。金属、機械部品などの脱脂・洗浄剤、一般溶剤、塗料の希釈液及び剥離液、抽出剤、熱媒体、殺菌剤、医薬品などの有機合成原料として使用される。

トリハロメタン

トリハロメタン クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの総称。塩素消毒副生成物ともいう。メタンの4つの水素原子のうち3つが、ハロゲン原子(弗素、塩素、臭素またはヨウ素)に置換された化合物の総称。水道水を塩素処理する際、原水に含まれたフミン質等の有機物と塩素が反応してが生成される。また、ドライクリーニング洗浄剤、金属部品の脱脂洗浄剤(トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタンなど)や農薬などの排水も生成の原因となる。揮発性が高く、高濃度の場合、頭痛・めまい・おう吐などを発症する。特に、水道水中に含まれるクロロホルムについては、発がん性や催奇性も認められているが、これは、水道水中のある種の有機物と、浄水過程で用いられる塩素とが反応し、生成される。

トリメチルアミン((CH3)3N)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激性の強いアンモニア臭や腐った魚のようなにおい。皮膚粘膜に対する刺激性が強い。広く天然に分布し、バラ・キクなどの花、穀物のカビ、テンサイ糖蜜の濃縮液中や、海魚・甲殻類の腐敗の際に生じる。また、屠畜場や水産食品製造工場なども主な発生源である。

トルエン(C6H5CH3)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。ガソリンのようなにおい。疲労感や、妄想、脳波異常をもたらす。主な発生源は、塗装工程または印刷工程を有する事業場など。

75%水質値

水質汚濁物質の程度を、環境基準と比較して判断する場合に、1年間分の日間平均値を小さい順に並べ、0.75×n番目(nは、日間平均値の全データ数)に相当するデータ値を75%水質値とする。ただし、「0.75×n」が整数でない場合は、端数を切り上げた整数番目の値をとる。

ng(ナノグラム)

重量単位。10億分の1グラム。

鉛(Pb)

「大気汚染防止法」では有害物質として排出基準が定められ、水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている重金属の1つ。他の重金属と同じく原形質毒で造血機能を営む骨ずい神経を害し、強度の中毒では死亡する。また、体内に蓄積する性質をもつ。

軟弱地盤地域

粘性土が厚く堆積している地域。地下水を大量に揚水すると、地盤沈下を生じる危険性が高い。

二酸化硫黄(SO2

「環境基準」が定められている大気汚染物質の1つ。いおう酸化物のうち、大気汚染の主原因と考えられている物質。燃焼時の燃料中の硫黄分のほとんどが二酸化硫黄として排出される。無色刺激臭のある気体で、目の粘膜質や気道に対する刺激作用が重視されている。

二酸化炭素(CO2

無色、無臭の気体。加圧して固体化したものがドライアイスである。赤外線を吸収する性質があり、大気中の濃度の増加が地球温暖化を促進させる恐れがあるとして、化石燃料などの消費に伴う発生量の抑制や固定化の技術開発などが検討されている。

二酸化窒素(NO2

「環境基準」が定められている大気汚染物質の1つ。一酸化窒素と、その2分の1体積の酸素と作用したり、あるいは硝酸鉛または硝酸銅の固体を熱すると発生する、赤褐色の刺激性ガス。水に溶解しにくいので肺深部に達し、しかも吸収時の苦痛があまり烈しくないので、急性中毒死の例が多く報告されている。作用は遅発性で、高濃度ガス呼吸後に数時間以上経過して、突然強い症状が現れる。

二次汚染

人の活動によって直接発生する汚染(一次汚染)によって生成された一次汚染物質が、大気中で紫外線等により反応し、化学的に変化して、別の種類の汚染物質となる状態のこと。光化学オキシダント、硫酸塩・硝酸塩エアロゾル、硫酸・硝酸ミストなど。

二次汚濁

公共用水域に流入する排水などに含まれる窒素や燐などが栄養源となり、光合成によりプランクトンが発生・増殖し、二次的な汚れを引き起こすこ。

二次脱窒素槽

し尿処理施設において、し尿を攪拌し、脱窒素槽で除去しきれなかったBODや窒素酸化物を除去する槽。

二次発酵装置

し尿処理施設において、一次発酵した汚泥を堆肥し、生物化学的に安定化させるための装置。

二次林

過去に伐採などの人為が加えられ、その後再生した森林を。

2%除外値

1年間の測定を通じて得られた365個の1日平均値のうち、高い方から数えて2%の範囲にあるものを除外した後の最高値のこと。二酸化硫黄、浮遊粒子状物質等の環境基準適合の判定に用いる。

二硫化メチル((CH3)2S2)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。腐ったキャベツのようなにおいをもつ液体。発生源は、クラフトパルプ製造業など。

布製型枠(CFA工法)

最終処分場で使用する。布袋の中にエアモルタルを充填したもの。不織布による保護対策と比較して耐候性に優れ、また、遮光性を有する。

熱回収

「サーマルリサイクル」参照。

年間98%値

1年間の測定を通じて得られた365個の1日平均値のうち、低い方から数えて0.98×n番目に相当する値(nは,日間平均値のデータ個数)。二酸化窒素等の環境基準適合状況の判定に用いる。

燃焼ガス冷却設備

ごみ焼却施設において、燃焼設備からの燃焼ガスの温度を下げ、排ガス処理設備や通風設備に適合させる設備のこと。

燃焼管理計器

ごみ焼却施設において、燃焼設備での燃焼状況を知るための計器類一式のこと。温度計、通風力計、CO計、流量計など。

燃焼室

ごみ焼却施設において、燃焼設備内で、ごみの乾燥・燃焼・後燃焼が行われる空間のこと。

燃焼室出口温度

ごみ焼却施設において、燃焼設備の燃焼室出口における燃焼ガス温度のこと。

燃焼室熱負荷

ごみ焼却施設において、燃焼設備において、燃焼室容積1m、運転時間1時間あたりの低位発熱量のこと。単位はkcal/(m・h)。

燃焼ストーカ

ごみ焼却施設において、ストーカ式燃焼装置のうち、主に燃焼を行う部分のこと。

燃焼設備

ごみ焼却施設において、受入・供給設備(「ごみクレーン」または「仕込台」)から供給されたごみを炉内に送り込んでから、燃焼を完了させて灰にするまでの設備一式のこと。 焼却炉本体のほか、炉内に送り込む装置として、ごみホッパや給じん装置があげられる。

燃料電池

水の電気分解の逆の考え方として、水素と酸素を化学反応させ、直接、電気を発電する装置のこと。燃料となる水素には、天然ガスやメタノールを改質して作るのが一般的。また、酸素は大気中から取り入れる。なお、発電と同時に発生する熱も活用できる。

農業集落排水施設

農業用排水や河川などの水質保全と、農村生活の環境改善のため、農業集落におけるし尿や生活雑排水などの汚水を処理し、農地や農業用排水路に汚れた水が流れ込むのを防ぐための施設で、法律上の施設区分は浄化槽とされる。

ノルマル吉草酸(CH3(CH2)3COOH)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。むれた靴下のようなにおいをもつ気体。主な発生源は、畜産試験場、でんぷん工場など。

ノルマルバレルアルデヒド

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。むせるような甘酸っぱい焦げたにおい。主な発生源は、焼き付け塗装工程を有する事業場など。

ノルマルブチルアルデヒド

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激的な甘酸っぱい焦げたにおい。主な発生源は、焼き付け塗装工程を有する事業場など。

ノルマルヘキサン抽出物質

水質汚濁物質として「排水基準」が、鉱油類含有量と動植物油脂類含有量としてそれぞれ定められている。油分の評価の指標として用いる。成分は主として、比較的揮発しにくい炭化水素、炭化水素誘導体、グリース油状物質など。

ノルマル酪酸(CH2(CH2)2COOH)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。汗くさいにおい。水に溶けやすい気体。主な発生源は、畜産試験場、でんぷん工場など。

Nm3(ノルマル立方メートル)

0℃、1気圧の標準状態に換算した、主として排出ガス量などを表す単位。 1Nm3とは、標準状態(0℃、1気圧)に換算した1m3のガス量を表す。 また、1Nm3/hとは、標準状態に換算した1時間あたりの1m3のガス量を表す。

パークアンドライド

郊外の駐車場に自動車を停め、そこから市街地に公共交通機関(バスや電車)に乗り換えることにより、通勤時間帯の交通量を減らし、渋滞を緩和し、エネルギー消費を抑えるとともに、大気汚染物質の排出削減を目指すシステムのこと。

バイオマス

植物などの生物体のこと。有機物で構成されているため、燃料として利用でき、電気や熱を作れる。

ばい煙

大気汚染物質のうち、燃料その他の物の燃焼に伴い発生する硫黄酸化物・ばいじん・有害物質(窒素酸化物等)の総称。

排ガス処理設備

ごみ焼却施設の排出ガスに含まれるばい煙や粉じん等を除去するための設備一式。

廃棄物

ある物を所有している者が自ら利用したり、あるいは、他人に有償で売却することができないため不要となった物のこと。ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体、その他の汚物または不要物であって、固形状もしくは液状のもの(ただし、放射性物質やこれによって汚染されたものを除く) をいう。 主として家庭から発生する一般廃棄物と、工場・事業場などから発生する産業廃棄物の2つに大別される。

廃棄物中継・中間施設

ごみの集積所から処理施設までの距離が長い場合、小型の収集車両が何台も往復して運搬すると輸送コストが高くなってしまう。この対策として、途中で大型車に積み替えたり、車両から船舶や鉄道に積み替えるなど、輸送効率の向上を図るための施設のこと。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)

廃棄物の排出を抑制し、適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をし、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的に、昭和45年12月25日公布、昭和46年9月24日施行された法律。なお、明治時代は「汚物掃除法」、第二次大戦後は「清掃法」を根拠に、廃棄物の規制を行ってきた。

排出

家庭や事業場からごみを出すこと。その後の収集・運搬により、中間処理施設へ運ばれる。

排出基準

「大気汚染防止法」に示されている、工場・事業場から排出される大気汚染物質の許容限度。

ばいじん

ごみ焼却施設において、燃焼に伴い、ボイラーや電気炉などから発生するすすや固体粒子。工場・事業場から排出されるものについては、大気汚染物質として排出基準が定められている。

排水基準

「水質汚濁防止法」に示されている、工場・事業場からの排水中に含まれる水質汚濁物質の許容限度。

排水処理設備

ごみ焼却施設の各設備からの排水や、建築物からの生活排水を処理するための設備一式のこと。

灰出し設備

ごみ焼却施設において、焼却残渣を炉外へ出し、さらに灰搬出車に積み込むまでの設備一式のこと。灰バンカや灰ピットなどがあげられる。

灰バンカ

ごみ焼却施設の灰出し設備の1つ。一時貯留した焼却残渣を灰搬出車に直接積み込むための装置。

灰ピット

ごみ焼却施設の灰出し設備の1つ。一時貯留した焼却残渣を灰クレーンを使って灰搬出車に積み込むための装置。灰バンカよりも、貯留容量は大きい。

灰溶融

焼却灰を1200~1400℃の高温で溶かし、急速に冷やすことによって、灰をスラグ(ガラス状)化すること。燃え殻等に含まれるダイオキシン類を減らすことが可能。これによって減容化、無害化、安定化が図れ、埋立処分量の削減に有効な方法といえる。

ハイブリッド自動車

ディーゼルやガソリンエンジンに、モーター、発電機や油圧ポンプなどを組み合わせて、ブレーキ時の制動エネルギー等を電気や圧力等に変えて保存し、発進・加速等に使用することで、エンジンの負担を軽減し、排出ガスを減らす自動車。

バグフィルタ

ろ過式集じん装置ともいう。ごみ焼却施設において、焼却炉から排出されるガス中のばいじん、ダイオキシン類などを、ろ布に捕集するもので、電気集じん機よりも集じん効率が高い。

破砕・圧縮設備

投入された粗大ごみや不燃ごみをその後扱いやすい大きさに破砕または圧縮する施設。

破砕残渣

ごみを破砕し、金属などの有価物を選別したあとに残る物。

破砕施設

可燃性粗大ごみを焼却施設で容易に焼却できるように、破砕する施設。

破砕装置

し尿処理施設において、し尿に含まれていたきょう雑物を破砕する装置。

破袋機

高速堆肥化処理施設における前処理設備の1つ。受入・供給設備から送られて来たごみ袋入りのごみについて、袋を破って中のごみを出すための機械。

曝気槽

し尿処理施設において、有機性汚水に空気を混合して接触させ、BODなどを除去する装置。

曝露

肺・腸管・皮膚といった生体の外界との境界面が、物理的・化学的作用因子(化学物質)と接触すること。

発酵設備

高速堆肥化処理施設において前処理設備で処理された堆肥化物を好気性発酵させ、コンポストにするための設備一式。

発生ガス

最終処分場において、埋立地の埋立ごみが微生物による分解作用などを受けて発生するガスのこと。

バッチ燃焼式焼却施設

ごみ焼却施設において、燃焼状態を間欠的にせざるを得ないため。1日あたり8時間稼働を原則とする焼却炉形式のこと。

発熱量

可燃ごみのごみ質の表わし方の1つ。 燃焼の際に、熱量計で測定される「高位発熱量(総発熱量)」と、可燃ごみ中の水分や可燃分中の水素が水蒸気となる際の蒸発潜熱を高位発熱量から差し引いた「低位発熱量(真発熱量)」とがある。単位は、kcal/kg。燃焼設備の設計の際の重要要素となる。

ハロン

臭素を含むフルオロカーボン(フッ化炭素)類の通称。消火剤に用いられてきたが、フロンよりも強いオゾン層破壊作用がある。

搬送設備

粗大ごみ処理施設等で、破砕・圧縮設備により破砕・圧縮されたごみを選別設備や貯留・搬出設備に搬送する設備のこと。

搬入管理設備

最終処分場に搬入されるごみの計量・記録、ごみ質の検査などを行う設備のこと。

搬入道路

最終処分場にごみを搬入するための道路のこと。

PRTR

「Pollutant Release and Transfer Register」の略。「環境汚染物質排出・移動登録制度」参照。

BOD

「Biochemial Oxygen Demand(生物化学的酸素要求量)」の略。水質汚濁物質と同様に、「環境基準」が定められている。河川水や工場排水中の有機物が微生物によって分解され、無機化あるいはガス化されるときに必要とされる酸素量のこと。単位は、mg/L。この数値が大きくなれば、水質が汚濁していることを意味する。

PCDAサイクル

Plan(計画)→Do(実行)→Check(点検)→Action(行動)からなるサイクルのこと。環境管理システムにおける基本として、このサイクルを繰り返し回すことにより、継続的な改善を図っていくこと。

PCB

有機塩素化合物の1つで、「Poly chloro Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)」の略。水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。不燃性で化学的にも安定であり、熱安定性や電気絶縁性にすぐれた物質で、その使用範囲は、絶縁油、潤滑油、ノーカーボン紙、インクなど多数ある。分解されにくいため、慢性毒性をもたらし、カネミ油症事件の原因物質としても注目され、現在では製造中止となった。

PCB廃棄物特別措置法

「ポリ塩化ビフェニール廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」の略。難分解性でかつ人の健康や生活環境に被害を及ぼす恐れのある「PCB廃棄物」が長期間処分されていないことから、その保管、処分等について規制し、確実かつ適正な処理を推進するため、平成13年2月に制定。

ppb

ppbparts per billonの略。10億分の1を示す単位。 容量比、重量比ともに濃度や含有率を表示するために用いるが、一般に気体の場合は、容積比で表示する。たとえば、二酸化硫黄1ppbとは、空気1000m3中に1cm3含まれている状態をいう。

ppm

ppmparts per millionの略。100万分の1を表す単位。 濃度や含有率を示す容積比、重量比のこと。1ppmとは、大気汚染物質の濃度表示では大気1m3の中にその物質が1cm3含まれていること、また水質汚濁物質の濃度表示では、1m3(1トン)の中にその物質が1cm(1グラム)含まれていること。

ppmC

メタン以外の炭化水素の濃度をメタン中の炭素の濃度に換算し、100万分の1で表した単位。

ppt

ppbの1000分の1の単位。1000ppt=1ppb。 ppmの1000000分の1の単位。1000000ppt=1ppm。

PPP

Polluterpaysprincipleの略で,汚染者負担の原則と訳されている。 これはOECD(経済開発協力機構)で確定された考え方で、環境汚染を引き起こした原因者が自分の費用負担で原因の解決を行うべきこととされ、公害健康被害補償制度等を通じてPPPの考え方が実現されている。

PVCボトル

プラスチックの一種であるポリ塩化ビニル(Poly Vinyl Chloride)樹脂で作られた容器。

ビオトープ

ドイツ語で生物を意味する「ビオ(Bio)」と場所を示す「トープ(Tope)」の合成語。1つの生物種にとって必要な生息空間のこと。また、一定の区域に、元来そこにあった自然風景、生態系を回復・保全することも指す。

火格子(ロストル)

燃焼設備において、ごみと火が接触し、乾燥や燃焼を行わせる火床のこと。

火格子燃焼率

燃焼設備において、燃焼室内の火格子面積1m、1時間あたりのごみ焼却重量のこと。単位はkg/(m・h)。

火格子面積

燃焼設備において、燃焼室内の全火格子の水平投影面積のこと。

pg(ピコグラム)

重量単位。1兆分の1グラム。

飛散防止設備

ごみの飛散を防止するために最終処分場の周縁に設ける柵や塀などのこと。

ひ素(As)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。金属合金中に硬度と耐熱性を増すために用いられ、陶磁器・ガラス・染料・化学工業・殺虫剤・殺藻剤や医薬品にも用いられる。毒性の強い重金属であり、慢性中毒になると神経炎、脳炎、肝硬変や吹出物、ガン性皮膚病などを起こす。

飛灰

ごみ焼却施設において、集じん装置、ボイラ、ガス冷却室等に集まったばいじんの総称。

非堆肥化物

ごみのうち、堆肥化に適さないもの。

標準酸素濃度補正方式

排ガス中の残存酸素濃度と法律で定められた基準酸素濃度によって汚染物質の濃度を補正する規制方式をいう。 現在、ばいじん、窒素酸化物および廃棄物焼却炉からの塩化水素についてこの方式による濃度規制が行われている。

標準脱窒素処理

し尿処理施設において、し尿を5~10倍程度に希釈して脱窒素すること。

風致地区

都市計画法に基づき、都市における良好な自然的景観を形成している土地について、その風致を維持し、環境保全を図るために定める地区のこと。

富栄養化

湖沼等の閉鎖性水域において、植物栄養塩類の濃度が高まること。都市化や産業の集中により、生活排水が流れ込むことによって、窒素やりんが増え、植物プランクトン等が異常繁殖し、透明度が小さくなる。また、酸素が不足して魚や貝類が死んだり、悪臭を放ったりすることもある。

フェノール(C6H5OH)

水質汚濁物質として「排水基準」が定められている。ベンゼン環やナフタリン環に結合する水素原子が、水酸基でで置換された化合物。天然水には含まれておらず、石炭乾留工場や合成樹脂工場などからの排水の混入が、検出の原因となる。

負荷

人の活動により、環境に加えられる影響のうち、環境を保全する上で支障を与えること。

複層林

高さの異なった複数の樹冠層を有する森林のこと。

覆土

最終処分場において、ごみの飛散や発生ガスや悪臭の拡散防止、害虫の繁殖防止、火災予防などのため、埋立地に埋め立てたごみの表面を土砂などで覆うこと。

フッ化水素(HF)

「大気汚染防止法」で、有害物質として排出基準が定められている。アルキル化触媒やアルミニウム電解工場などの排ガスとして、大気に放出される。フッ素、可溶性フッ化物などとともに植物には極めて有害であり、動物の骨格カルシウムや歯などを侵して、治療困難な重い障害を起こす。

物質循環

生態系の生物的構成要素は生産者、消費者、分解者に、また無機質的環境の構成要素は大気、水、土壌、光などに分けられる。系内では無機物→有機物→無機物という物質代謝が行われ、それに従ってエネルギーあるいは物質が循環している。人間による自然の開発は、この自然の平衡をくずし、別の生態系へと変質させる。 環境の中では、さまざまな物質が生態系の働きや自然の物理的・化学的な働きによって、大気や水、土などの間を循環し、全体を保っている。例えば、水は太陽のエネルギーによって大気中の水蒸気、川や湖の水、地下水、海水などとして循環している。また、水素、炭素、窒素、酸素、硫黄などの物質を形づくる主要な元素は、大気、天然水、蓄積物の構成成分として存在し、生物活動や物理化学的な作用によって、全地球的な規模での循環が形成されている。それぞれの循環は相互に入り組んで、生物圏の存続と発展に重要な物質の流れを形成しており、この循環の一部の急激な変動は、生物や生態系の存続に重大な影響を与える。

フッ素(F2

「大気汚染防止法」では有害物質として排出基準が定められ、水質汚濁物質として「環境基準」が定められている。オゾンや次亜塩素酸を連想する淡黄色ガス。極めて反応性が強く、眼、皮膚、粘膜、気道を刺激する猛毒性ガス。水とも直ちに反応するため、多くはフッ化水素と同様な毒性を示す。なお、フッ素、フッ化水素、フッ化物の作用は、それぞれ異なる。

物理式

最終処分場において、遮水シートの間に漏水検知修復材などを挟み、漏水個所を特定する。また、管理ホースに修復材を注入することにより、遮水シートの損傷を修復する機能をもつ。

不等沈下

地表面や構造物の沈下が一様でなく、場所によって沈下量に差が生じること。不等沈下は、建物や護岸などの構造物に障害を与えるため、特に注意が必要とされている。

不燃ごみ(不燃物)

焼却に適さないごみ。不燃物(金属・ガラスなど)や焼却不適物(プラスチック・ゴムなど)がある。

不燃物処理・資源化施設

不燃ごみや資源ごみを資源化処理する施設。

フミン質

有機成分が分解した結果生じる河川などの着色成分で、水道水の浄水過程で塩素と反応しトリハロメタンを生成する物質のひとつ。

浮遊粉じん

粉じんのうち、非常に小さく、自分の重さでは落下しないで、大気中に気体のように浮遊している大気汚染物質。

浮遊物質量

「SS」参照。

浮遊粒子状物質(SPM)

「Suspended Particulate Matter」を略して、「SPM」とも表わす。大気汚染物質として、「環境基準」が定められている。大気中に気体のように浮遊する粒子状物質のうち、粒径が10μm以下の物質。発生原因としては、自然的なものとして、風による土砂の舞い上がりなど、また、石油系、石炭などの燃料の燃焼、物の破砕などによるものや大気中で二次的に反応して生成されるものなどがある。 呼吸により体内に入るが、特に粒径の小さい物質については、肺胞に留まり、溶解性のものであれば血液に溶け込むが、不溶解性のものであると、そのまま肺組織に留まり生体に悪影響を及ぼし、塵肺などの症状を呈する。また、硫酸ミストや重金属類が混入しているため、他の症状もあらわれる可能性もあるといわれている。

プラスチックトレイ

生鮮食料品などを販売するときに使用される発泡スチロール製などの皿のこと。

プランクトン

水域に生息する生物のうち、遊泳力がないか、多少あるにしても水の動きに抗しては移動できずに浮遊生活を送る浮遊生物。1~数ミクロンの大きさの生物を主とするが、クラゲ類のような巨大浮遊生物もある。光合成色素を持ち独立栄養生活をする植物プランクトンと、植物プランクトンや細菌、小型動物、デトライタスを餌として従属栄養生活をする動物プランクトンとの区分が一般に使われる。

フリーマーケット

不用品や手作り品などをそれぞれが持ち寄って、公園や空き地などで開く市。

プロピオンアルデヒド(CH3CH2CHO)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激的な甘酸っぱく焦げたにおい。主な発生源は、焼き付け塗装工程を有する事業場など。

プロピオン酸(CH3CH2COOH)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。すっぱいような刺激臭。水に溶けやすい気体。主な発生源は、脂肪酸製造工場、染色工場など。

ブロモジクロロメタン

「トリハロメタン」参照。

ブロモホルム

「トリハロメタン」参照。

フロン

メタン、エタンなどの炭化水素の水素原子の一部、または全部をふっ素原子と塩素原子で置換したクロロフルオロカーボン(CFC)の略称。フロンは、日本国内での俗称。 無色無臭の気体か液体で、熱的にも化学的にも安定しており、毒性も引火性もないため、冷房、冷蔵、冷凍用の冷媒や、化粧品用エアロゾル(スプレー)剤、高級な溶剤、消化剤、ウレタンフォームなどの発泡剤に用いられている。しかし、大気中に放出・蓄積されたフロンは、対流圏では分解されずに成層圏に達し、太陽の紫外線によって分解して塩素原子を生じ、これが地球のオゾン層を破壊することから、フロンガスの使用規制や回収が進められている。 なお、HCFC(水素を含むフロン)やHFC(水素、弗素、炭素からなるフロン)も、CFC同様、地球温暖化の原因物質である。

フロン回収破壊法

「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」の略。業務用冷凍空調機器、カーエアコンからのフロンの回収・破壊を義務づけるため、平成13年6月に制定。

分画分子量

し尿処理施設に用いられる限外ろ過膜の阻止可能な分子量のこと。単位はdalton。

粉じん

物の破砕、選別、その他の機械的処理または堆積に伴い発生したり、飛散したりする物質。

分別区分

中間処理施設でごみを効率よく処理するために、分けて収集するための排出区分のこと。

分別収集

家庭から排出されるごみを、市町村が行う処理方法に応じて分類して収集すること。ごみを効率よく処理するために、「可燃ごみ」「不燃ごみ」に分けて収集したり、缶、びん、古紙、PETボトルなどの再生資源をリサイクルするために、他のごみと分けて収集することをいう。

分別排出

ごみを種類ごとに分けて集積所に排出すること。

閉鎖性水域

地形等により水の交換が悪い内湾、内海、湖沼等の水域をいう。

pH

別名「水素イオン指数」で、溶液中の水素イオンの濃度である「水素イオン濃度」を表す指数。水質汚濁物質と同様に、「環境基準」が定められている。溶液1リットル中の水素イオンのグラム当量数で表し、一般にはpH=-log[H+]として定義される。 pH=7で中性、0以上7未満で酸性、7超14以下でアルカリ性を示す。

併用施設

可燃性粗大ごみ、不燃性粗大ごみをまとめて破砕できる施設。

PETボトル

プラスチックの一種であるポリエチレンテレフタレート(Poly Ethylene Terephthalate)樹脂で作られた容器。透明性があり、ガラスびんより軽く、適度な強度があって割れないため、飲料容器に広く使われている。

ベンゼン(C6H6)

大気汚染物質として「環境基準」が定められ、「水質汚濁防止法」では有害物質として排水基準が定められている。芳香族炭化水素の1つでベンゾールともいう。水に難溶で、水より軽い揮発性の無色の液体で、有機溶剤に可溶性がある。特有の芳香があり、揮発性、引火性が高い。主な用途は、染料や合成ゴムの原料、ガソリンのアンチノック剤、溶媒、農薬、防腐剤などの原料など広範囲。蒸気を吸収すると、急性毒性として麻酔作用が、慢性毒性として骨髄造血機能の障害がある。我が国では、労働安全衛生法施行令により特定化学物質等として規制されている。

ベンチオカーブ

「チオベンカルブ」参照。

ベントナイト混合土

ベントナイトと粘性土を混合したもの。最終処分場において、遮水工として使用。どちらも自然界に存在する物質で、長期間の耐久性がある。 なお、ベントナイトは水に触れると膨潤する性質(自己修復機能)があり、浸出水中の重金属類やダイオキシン類などを吸着し、ろ過する作用がある。

保安林

水源のかん養、土砂の流出その他災害の防備など、特定の公共目的を達成するために、森林法に基づいて指定された森林。立木竹の伐採・土地の形質の変更等の一定の制限が課せられている。その指定の目的により17種類があります。

放射性廃棄物

原子力発電所などの運転に伴って発生する放射能レベルの低い廃棄物と、使用済燃料の再処理に伴って発生する放射能レベルの高い廃棄物の2つに大別される。

ほう素

水質汚濁物質として、「環境基準」が定められている。黒色の堅い固体で、常温空気中では安定。高温で激しく燃焼。植物においては、必須元素。大量に人体にはいると、急性毒性をもたらす。ほう酸やほう砂として、輸入に頼っており、主な用途は、金属精錬時の脱酸剤、高融点金属ほう化物、シリコン半導体のドーピング剤、中性子吸収剤、医薬品(防腐消毒薬)など。

放流水

最終処分場において、浸出水処理施設から最終処分場外へ放流される水のこと。

保有水

最終処分場において、遮水工により埋立地内に滞留している汚水のこと。

ポリ塩化ビフェニール

「PCB」参照。

マイクログラム(μg)

重量単位。100万分の1グラム。

マイクロ水力発電

小河川や農業用水路等で行なう発電のうち、100キロワット程度以下のものを言う。

前処理設備

高速堆肥化処理施設において、受入・供給設備から送られたごみを堆肥化物と非堆肥化物とに分け、後続の設備に送り込むまでの設備一式のこと。

膜分離活性汚泥法

し尿処理施設に用いられる方式で、固液分離の際、限外ろ過膜(UF膜)あるいは精密ろ過膜(MF膜)を用いた活性汚泥法のこと。

膜分離高負荷脱窒素処理方式

し尿処理施設において、従来の高負荷脱窒素処理方式において、活性汚泥や凝集汚泥の固液分離にUF膜を採用した方式のこと。

膜面流速

し尿処理施設において用いられるろ過方式の1つであるクロスフローろ過において、膜により除去された物質が、分離膜表面に堆積しないよう膜表面に与えている被処理水の流れのこと。

膜モジュール

し尿処理施設において、装置の固液分離用の半透膜を、良質で大量かつ安価に装置として組み立てる技術のこと。平膜型モジュールと管状型モジュール(管型膜モジュール)とがある。

マテリアルリサイクル

古紙やぴん、缶、プラスチック類や布など、不用となったものを回収してそのまま利用したり、あるいは原料にするなど、再利用や再生利用をすること。生ごみからの土壌改良材の製造や堆肥化、プラスチックからの油の生成など。

マニフェストシステム

産業廃棄物の排出事業者が、産業廃棄物の性状や、排出・運搬・処分における取り扱い上の注意事項などを記載した積荷目録(マニフェスト)を産業廃棄物の流れの中に組み込み、マニフェストの管理を通じて産業廃棄物の流れを管理するシステム。

マンガン(Mn)

水質汚濁物質として「排水基準」が定められている。マンガンそのものは、地殻中に存在する生物の必須元素の1つ。マンガンの製造や粉砕あるいはマンガン塩類を製錬する時に、マンガン鉱(褐石)により中毒を起こすことがあり、慢性神経症(マンガン病)になる。

見かけ比重

「単位容積重量」参照。

ミスト

大気中の液体の微粒子。大気中の水蒸気が凝縮することにより、霧やもやが発生するが、これらに二酸化硫黄や二酸化窒素が溶けることにより、硫酸ミストや硝酸ミストが生成される。

ミディゲーション(代償措置)

開発に伴う環境への影響を極力減少させるとともに、開発によって損なわれる環境をその場所または他の場所に復元または創造することによって、環境への影響をできるだけ緩和しようとする考え。内容として、回避、最小化、矯正、低減および代償(補償)がある。

mg/L

1mg/Lとは、水1リットルの中に物質(溶質)が1mg含まれていること。ppmと同値。

無害化

ごみが自然環境や生活環境に対して支障のない状態になること、またはそのような状態にすること。

無機物質

有機物以外の物質のこと。

メタノール自動車

アルコールの一種であるメタノールを燃料として走る自動車。長距離走行が可能であり、排出ガスもクリーンである。

メタン(CH4)

メタン系炭化水素に属するものの1つ。天然ガス、石炭ガス、炭坑からのガス、自動車排出ガスなどの中に含まれる無色無臭のガス体。 メタンそのものには毒性はないが、地球温暖化物質の1つである。

メタン生成菌

メタンを生成する無胞子性の偏性嫌気性細菌(酸素があると生きていけない細菌)のこと。 し尿処理施設において、嫌気性消化処理によって生成された有機酸やアルコールを、メタンや二酸化炭素に変換する働きがある。

メチルイソプチルケトン(CH3COCH2CH(CH3)2)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。刺激的なシンナーのようなにおい。主な発生源は、塗装工程または印刷工程を有する事業場など。

メチル水銀

アルキル水銀の1つで、きわめて毒性の強い元素。水俣病のような神経系統の疾病の原因は、主にメチル水銀を多量に蓄積した魚介類を長期にわたって摂取し続けることによって生じる。

メチルメルカプタン(CHSH)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。プロパンガスや腐ったタマネギ臭をもった気体。水にはわずかに溶け、アルコールには溶けやすい。主な発生源は、紙パルプ工場、下水処理場など。

モーダルシフト

モード(形態、様式)をあるモードから他のモードにシフト(移動、置き換え)すること。貨物輸送の場合において、より省力的、省エネ、低公害の貨物輸送を実現するため、トラックから鉄道や海運へ転換すること。

モニタリング

最終処分場を管理するため、埋立地の埋立ごみ、浸出水、地下水、発生ガスなどの性状や量を測定、分析すること。

モニタリング設備

最終処分場におけるモニタリングのための設備で、モニタリング井戸や発生ガス採取管、沈下板などがある。

モルタル吹付

最終処分場において、遮水工の下地処理や法面保護材として使用する。

有害大気汚染物質

継続的に摂取すると人の健康を損なうおそれがある大気汚染物質をいう。特に、指定物質として、ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ダイオキシン類の4物質が大気汚染防止法で指定されている。

有価物

金銭的に値打ちのあるもののこと。一般廃棄物では、資源ごみが該当する。

有機塩素化合物

炭素あるいは炭化水素を骨格として、塩素が付加された一連の化合物の総称。多くは脂に溶けやすく、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、四塩化炭素等の有機塩素系溶剤は、洗浄剤や溶剤として優れた特性を持つ反面、地下水汚染の原因物質となる事例もある。これらのほか、PCBは毒性や生物への蓄積性などから、環境基準の健康項目となっている。

有機物

炭素を含む化合物(一酸化炭素・二酸化炭素を除く)のこと。人間をはじめ、動植物のからだは有機物でできている。

有害物質

「大気汚染防止法」で、人の健康または生活環境に係る被害を生じるおそれがあるものとして定められている5つの大気汚染物質。 また、「水質汚濁防止法」で、人の健康に係る被害を生じるおそれがあるものとして定められている23の水質汚濁物質。

有機りん

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。殺虫剤として、パラチオン、マラソン、スミチオン、クロルチオンなどの名で使用されている。 リン酸、ピロリン酸のエステル有機リン殺虫剤は殺虫力が強く、人間にも有害であり、浸透力が強く、体についたり、吸収したりすると、頭痛や手足のしびれ、あるいは死をもたらす。

溶解導電率法

大気中の二酸化硫黄、アンモニア等の汚染物質が、水に溶けると電気を通しやすくなる性質を用いて、汚染物質の量を測定する方法。

容器包装ごみ(容器包装廃棄物)

商品の容器や包装であって、商品が消費されたり、商品と分離された場合に不用になるものをいう。ぴん・缶・紙・プラスチック製のものなど、商品に付されたすべての容器や包装が含まれる。

容器包装リサイクル法

平成7年6月16日に公布された法律で、正式名称は「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」。容器包装ごみについて、事業者、市町村、消費者がそれぞれ責任を分担し、 1.消費者は市町村の分別基準に従って排出する 2.市町村は分別収集して保管する 3.事業者は一定の条件のもとで分別収集された容器包装を再商品化する ことにより、過剰包装の抑制や資源の再利用を進め、ごみを減らすことを目的としている。

要請限度

自動車交通騒音・振動の測定結果を基に、法律により公安委員会などに措置を要請することができる数値。 都道府県知事(政令により市町村長に委任)は、指定地域内で測定を行った結果、自動車騒音や道路交通振動が総理府令で定めた要請限度を超え、道路周辺の生活環境が著しく損なわれると認められた場合、県公安委員会に対し道路交通法による措置をとるべきことを要請し、騒音については道路管理者、関係行政機関の長に対し防止に資する事項に関し意見を述べ、振動については道路管理者に防止のための措置をとるべきことを要請できる。

溶存酸素

「DO」参照。

用途地域

都市計画法第8条第1項第2号に規定する第一種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域、工業専用地域の各地域をいう。 それぞれの用途に適しない建物を制限することにより、市街地の住工混在を解消し、住みよい生活環境を保全する。

溶融資源化施設

焼却残渣を溶融することにより、ダイオキシン類対策、埋立量の減少、焼却残渣の資源化・有効利用を図るための設備のこと。

溶融スラグ

焼却残渣を熱焼却や電気から得られた熱エネルギー等により、1200℃以上の高温で加熱・燃焼し、無機物を溶融した後、冷却して得られるガラス質の固形物(スラグ)。もとの焼却残渣の1/2から1/3に減容化でき、道路資材等としての利用が可能。

横出し規制

公害関係の法律では規制対象となっていない工場、事業場または項目について、地方公共団体が独自に条例により規制を行うこと。

予備乾燥装置

し尿処理施設において、脱水汚泥を堆肥化にふさわしい含水率まで下げる乾燥装置。

ライフサイクルアセスメント(LCA)

製品等の環境への負荷を、原料調達段階から生産、流通、使用、廃棄の各段階ごとに分析し、評価する方法。製品が環境に与える負荷の改善を目的とする。

ラムサール条約

国境を越えて移動する水鳥の生息地として重要な湿地を指定し、国際的に保全を進めるため、湿地を将来にわたって持続的に活用できる賢明な利用法を確立し、適切な湿地の保護・管理施設の実施を目的として、1971年にイランのラムサールで採択された条約。1975年に条約が発効し、我が国は1980年に24番目の締約国となった。正式には、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」という。

ランドマーク

ある地域を特徴づける顕著な景観要素や、都市・地域空間の中で人々が自分のいる位置を確認するための目標物。

リサイクル

ものを生産し、消費するという社会経済システムの中で、不用品を廃棄物(ごみ)とするのではなく、環境汚染の防止、省資源、省エネルギーの推進、廃棄物(ごみ)の減少を図るために、再利用(Reuse)したり、資源として再生利用・再資源化(Recycle)することなどにより、繰り返し活用し、循環させること。

リサイクルショップ

不用品を買い取って、販売する店舗。

リサイクルフラザ

ぴん、缶などの資源ごみのリサイクルを行うリサイクルセンターの機能に加えて、粗大ごみの修理・再生品の展示・販売や啓発を行うリサイクル活動の拠点施設。

リサイクル率

排出された廃棄物に対して、リサイクルされた廃棄物の割合を示す数値。

リターナブルびん

リターナブル容器として作られているびんのこと。ビールびん、一升びん、牛乳びんなどをいい、「生きぴん」ともいう。

リターナブル容器

繰り返して使用することを前提として作られた容器のことで、強度を高めるために肉厚で、洗浄しやすいデザインになっている。ビールびん、一升びん、牛乳びんなどを特に、「リターナブルぴん」または「生きぴん」という。

流域下水道

2つ以上の市町村からの下水を受け、処理するための下水道。終末処理場と幹線管渠で構成。事業主体は、原則として都道府県。

硫化水素(HS)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。腐った卵のようなにおいの無色の有毒な気体で、金属への腐食性がきわめて強い。水やアルコールに溶けやすい。パルプ製造業や下水処理場などが主な発生源。

硫化メチル((CH)S)

「悪臭防止法」で規制されている悪臭物質の1つ。パルプ工場や海苔、腐ったキャベツのようなにおいもつ液体。水に不溶で、アルコールに溶けやすい。パルプ工場、化製場などが主な発生源。

流動床式燃焼装置

ごみ焼却施設の燃焼設備の1つ。けい砂等の不活性粒子を揺すり続けながら、その中でごみを燃焼させ、灰にする装置のこと。

緑化率

用地の面積に対して、保存緑地および樹木植栽による造成緑地の占める割合。

緑視率

緑被率が平面的な緑量把握の尺度であるのに対して、立体的な視野内に占める緑の量。人間の緑に対する満足度、意識量の把握手段として用いられる。人間の普通の視野の範囲で撮影した写真などを用い、その中に占める緑の面積占有率で表わす。

緑地環境保全地域

自然環境保全条例に基づき、市街地や集落地の周辺の樹林・湖沼等が所在する地域など、自然的社会的諸条件からみて、自然環境を保全することが特に必要な地域のこと。

緑地保全地区

都市緑地保全法に基づき、都市計画区域内の優れた緑地について、建築行為などを制限することにより、保全を図ること。保全に著しく支障のある行為は、禁止される。

緑被率

ある地域における樹木、芝、草木など植物で覆われた土地が占める面積の割合。環境計画の策定や地域の緑化を進める上で重要な指標となる。

林野率

国、県、市町村等の区域面積に対する森林面積の占める割合。なお、森林面積とは、木竹が集団して密生している土地および木竹の集団的生育に供される土地の面積のこと。

類型指定

水質汚濁物質のうち生活環境項目や、騒音の環境基準は、水質汚濁が6段階、騒音が4段階にそれぞれ「類型」として区分され、基準値が示されている。これに基づき、国や県が、水質汚濁については河川・湖沼・海域の利水目的などの状況、騒音については都市計画区域の用途地域などを勘案し、その地域にふさわしい類型を指定すること。

レッドデータブック

絶滅の危機にある野生生物の種をリストアップし、その生息状況を記録した資料集。国際自然保護連合(IUCN)が1966年以来発行している。IUCNが1966年に初めて発行した表紙に赤い紙が使われていたため、この名がある。 日本では、動物については平成3年に環境庁から「日本の絶滅のおそれのある野生生物(脊椎動物、無脊椎動物)」、植物については平成元年に(財)日本自然保護協会・(財)世界自然保護基金日本委員会から「我が国における保護上重要な植物種の現状」が作成され、地形などについても関係機関から発行されている。

連続燃焼式焼却施設

ごみ焼却施設において、1日あたり24時間の定常的な燃焼管理を行える焼却炉形式のこと。

漏水検知システム

最終処分場において、遮水シートの損傷、または埋立地からの浸出水の漏水を発見するシステム。物理式と電気式(電位式)とがある。

ろ過式集じん機

「バグフィルタ」参照。

6段階臭気強度表示法

悪臭防止法における特定悪臭物質の基準値を設定する際の評価尺度。臭気強度2.5ないし3.5の範囲内で基準値が定められている。
臭気強度 事象
無臭
やっと感知できるにおい(検知閾値)
何のにおいであるかがわかる弱いにおい(認知閾値)
らくに感知できるにおい
強いにおい
強烈なにおい
 

六価クロム(K2Cr2O7)

水質汚濁物質や土壌汚染物質として「環境基準」が定められている。化合物の中でも6価として存在するクロムのこと。クロム酸(CrO3)、重クロム酸カリ、重クロム酸ソーダ(Na2Cr2O7)などが主なもので、強力な酸化剤として働くため、金属の洗浄、装置の防食などに用いられる。毒性が強く、消化器、肺などから吸収されて浮腫、潰瘍を生じる。

ワシントン条約

正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」といい、国際取引の規制により希少な野生生物の保護を目指すもので、1973年にワシントンの会議で採択された。対象は生物だけでなく、はく製、毛皮、きばなども含まれる。この条約を受け、日本国内では「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」により規制されている。

ワンウェイびん

ワンウェイ容器のうち、清涼飲料などに用いられるぴんのこと。使用後は砕いてカレット化し、びんの原料として再利用される。

ワンウェイ容器

再使用しないことを前提として作られている、使い捨て容器のこと。ワンウェイびんのほか、牛乳パック(紙パック)やPETボトルなどがある。